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    2015

09.24

アリスを見つけた


 日本では、金子國義氏の挿絵によって刊行された「閉ざされた部屋」のかわいいイラストを見つけました。いやー、子供の頃に描いていたのにそっくりの愛らしいアリス。懐かしい友達に会ったように気分です。



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↓過去に取り上げた記事
閉ざされた部屋
閉ざされた部屋・2
快楽の生贄たち
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    2015

08.06

ウィルヘルム・ブッシュ

 ウィルヘルム・ブッシュ(1832-1908)は、ドイツの画家、漫画家と詩人です。最後はスパンキングで終わる作品をよく描いてました。お仕置きにお尻を叩くのは生活に根付いた習慣だったことが分かります。

↓クリックすると海外の特集記事へ
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 風刺のきいたユーモラスな韻文の筆者として、彼の書いた「マックスとモーリッツ」というお話は、非常に有名です。マックスとモーリッツは、彼の書いた他の作品の多くの男の子たちのようにお尻を叩かれたりはしませんでしたが、最後には、農民によって捕えられて、工場へ連れて行かれて、ばらばらに磨かれて、カモによってむさぼられてしまいます。ちょっと怖いですね。

↓クリックした先のページで「マックスとモーリッツ」がpdfで読めます。
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→ドイツ語語版

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    2015

08.06

これが私の貞操帯

 この同人誌の発表は、2005年の作品だからちょうど10年前になりますね。『妖しい書庫』の「あいつ」の全盛期でした。舐めてた同級生との絡みの○束でだんだんと脳が従うことを当然だと思い出す過程がよく描かれてて話題になりました。この流れは「ナナとカオル」に、受け継がれていったかなぁ・・・と、思います。
 前後編で、前編は上の画像から後編は下の画像からリンクされています。


↓クリックすると作品が読めます
2015-08-06.png

↓後編です
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    2015

04.03

A Poor Plan




小さな妖精夫人にお仕置きされちゃう
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    2015

03.04

すんドめ


↓クリックすると第一話立ち読みへ
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浪漫倶楽部という名のオカルト研究部に所属する平凡な男子高生・相羽英男は、転校生の美少女・早華胡桃に、生まれて初めて一目惚れをしてしまった。その一方で、倶楽部巡りをしていた胡桃は浪漫倶楽部に興味を持ち、入部を決断する。そんな中、英男は胡桃と部室で2人きりになるが、そこで彼女に言われた言葉を機に、英男の日常生活に大きな変化と緊張が訪れる。学校生活を軸に、サディスティックな命令をする胡桃とそれに答えようとする英男の心理描写によって話が構成されており、それに部員たちとの交流や英男の人間的な成長、胡桃の素生に絡む謎を交えながら物語は進んでいく。
Wikipediaより




浪漫倶楽部(ろまんくらぶ)
英男らが所属するクラブ。年着曰く、「様々なロマンを追求・検証し、いつまでも『少年の心』を持ち続ける集団」との事だが、校内からは「カルトクラブのキモオタ集団」と避けられている。このクラブでは、『卒業するまで、彼女ご法度、絶対完全童貞』という掟があり、これらを守ると多方面で活躍する歴代OBから進学・就職に関する巨大なバックアップを得られるらしいが、英男曰く「ここ6年、無事に卒業出来た部員はいない」との事。これにはOBからの刺客が差し向けられていることがあり、元部長は1話から刺客の女性にアナルセックスを求められてあっさり応じたために部長の座を失ってしまった。なお、掟を破ると強制退部となってしまい、バックアップを受ける資格も失ってしまう。



 M男性とS女性の力関係が自然な導入から、どんどん変態ちっくになっていく漫画「すんドめ」。実写にもなってるけど、最初に触れるなら絶対に漫画のほうがいいと思う。胡桃の普通の女の子じゃない魅力が、彼女が病んでいくのと相乗効果を発揮して、どんどん引き込まれていきます。
 英男の健気さにぼだされて騙されてしまいますが、しっかりと彼も「変態」です。(笑)ただ彼女が好きだから言うがままになるのとは違うのよね。彼の中に、M男性であることと「本当に好き」って気持ちがコントロールできないで嫉妬してしまうことのどうしようもなさがあるのだけど、彼は、一生懸命にそれを消そうとします。
「僕だけの君じゃなくって、君だけの僕」
 まじ泣けます。 あ、でも、それは私も変態だからか。(^▽^: 全8巻。絶対に、ちょっとだけのつまみ食いじゃなくて、最後まで読んだほうがいい作品です。






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    2014

09.30

In These Words


↓クリックするとAmazonへ
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精神科医の浅野克哉は、悪夢に悩まされていた。
――それは顔の見えない男に監禁され、犯され、「愛している」と囁かれつづける夢。
夢と現実との接点を持つ、連続殺人犯が現れたときいつしかその夢は現実との境を越える――
連続殺人犯に魅入られた精神科医の運命とは!?
アメリカ・アジアを中心にアメコミで活躍する咎井淳(Jo Chen)が官能BLに挑む!!



 この作品、一応ボーイズラブカテゴリで発表になってて、たいそう評判になってるのですけど、うーん、厳密に言うと、ちょっと違うだろう・・・。と、私は思うのです。むしろ、胸張って、SMマンガとして出てきてほしいなー。(笑)確かに、これ、男✕男だから描ける話で、女だったら(加害者でも、被害者でも)違う意味でエグくなって、台無しだったりするんだけど・・・。

 実は、ボーイズラブの定義ってものが一応あるのだけど「女性作者が女性読者を対象に、男性間の恋愛を主題とした作品」と、言うものらしい。In These Words も、2冊目辺り段々愛情の要素が入ってくるので、そっちに焦点を当ててれば大丈夫なのだろうけど、第一巻で描かれている主人公の精神科医浅野と、彼を監禁している男性の間には、愛どころか、同意がない。つまりこれは、社会的フィルターを通過して薄められたSMじゃなくて、「犯罪」なのである。
 小さい声で言うけど、読み物としては、私はそれが大好きなのだけど、でも、一応、これは犯罪だから。(^▽^:

 内容については、美味しいと、いうこと以外の言及は避けておこうかな。それというのも、一巻の終わりに「え?それを浅野が知らないって事を、犯人が知ってないと成り立たないシーンじゃん。衝撃を与えたって意味では、いい表現だけど少し辻褄が合わないような・・・。」と、思っていた場面が、第二巻のどんでん返しへの伏線になってたりして、完結しないと、とんでもなく的はずれなことを言ってしまいかねないんだもん。

 まあ、そんなこんなで、第三巻では、全編あまあまの大ロマンスになってしまうかもしれませんので、続きに期待したいと思います。責めシーンでお気に入りは、一巻のシャワーのフックに腕を繋いで、頭から水をかけながら背中を切るシーン。ここまでSMの本質をえぐったのだから、セックスシーンなしで、2巻もガンガンいたぶって(鬼)欲しかったかも。相手の苦痛が自分の幸せだってサディスト自身にとっては、一番の、痛いところよね。。。

 


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↓公式サイトへ
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お絵描き投稿サイト★pixiv. Jo Chen/咎井淳のアカウントあります。



 FATHER FIGUREは、もっと訳わからんいっちゃってる主人公が、サディズムとはまた違う感情で、お父さんを監禁したりしている小説です。こっちは、私にすら心理的に敷居が高かった。。。覚悟して読むよ~に。(残酷シーンはそんなにないです。)ただ、今なら、浅野くんのラブラブなマンガ着いてたりします。



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 俺は一本の樹から切り取ってきた細長い枝鞭を、ぴしゃりと鳴らした。硬く、まだ、凍っている。
「よせ!そんな真似は・・・!」
 俺は彼をテーブルに追い込んだ。テーブルの縁が彼の胴体に食い込む。
 彼の顔の片側を天板に押し付けると、首根っこを掴んで抑え込んだ。
「とってもいけないことだ、そうじゃないか?」俺は言った。「鞭を惜しめば、子がだめになる」
 彼は俺を罵ったが、その尻に枝を振り下ろすと、罵りは悲鳴に変わった。赤黒い線痕が「癇癪を起こしたことを反省してるか?」
 たずねながら、再び枝を振り下ろす。新たな赤い傷跡が最初の傷と交差した。
 もう一度、より強く打ったが、彼はもう悲鳴を上げなかった。両目をきつく閉じ、葉を食いしばっている。
 振り下ろした枝鞭が、皮膚の表面を切り裂く瞬間に上げる鋭い鳴き声は、音楽だ。
 ミミズ腫れが走り、彼の皮膚が損なわれる。
 俺は、十数えたところでやめた。    ファーザーフィギュアより



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    2014

03.16

間の楔


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間の楔
「愛にもいろんな形がある。憎しみ合うことでしか存在できない、そんな関係もあるんだ。」

 男性が髪の色によって階級を決められている近未来、スラムの雑種とタナグラのブロンディーは、ペットと主人。歪んだ関係でしか結びつけない、リキとイアソン。その間に存在するのがどんな感情であっても、お互いを意識せずにはいられない、惹かれ合わずにはいられない2人。歪んだ関係に苦しみ鎖に縛られながら、やっと2人だけの穏やかな最期のときを迎える。



 「男性と男の子」または「男の子と男の子」の恋愛をテーマとして描く、「少年愛」を、漫画や小説、映画に、取り上げられた作品を、日本の少女漫画ファンが注目し始めたのは、「大泉サロン」「24年組」の少女漫画家たちが全盛期を迎えた1976年頃から。竹宮恵子、そのマネージャーの増山法恵、萩尾望都、木原としえ、青池保子、それに小説家の栗本薫などの作家が、それをテーマに作品を書き始めました。
 それ以前の作品、稲垣足穂の「少年愛の美学」森茉莉の「枯れ葉の寝床」や映画の「if」「ベニスに死す」などがそれらの作品に影響を与えたと考えられます。

 そもそも、少年愛というのは、古代ローマにおける「「善き少年」か「美しい少年」かの選択では、少年の「善」を求めるべきである」という制度や、カトリックの司祭とそれを補佐する若い男性あるいは侍童。日本での戦国時代の小姓や、寺院における稚児。芸能を演じる女装の男性など、歴史的にみても、どの社会にも存在する関係でした。
 その関係を美しく飾り、恋愛として彩って、世に送り出した事で、多くの女性たちが、惹きつけられました。

 やがて、1978年にそれのみを取り上げている雑誌「COMIC JUN」と、それに続く「JUNE」は、日本的女性向け少年愛のジャンル名となっていきます。なぜ、女性が男と男の恋愛を特に好むのかは、いろいろな分析をされてきましたが、未だに定説を打ち立てたとは言えない状況です。時代によって、婦女子の考え方、価値観は変遷し、始まった時からすれば、様変わりしてしまいました。
 JUNEの作品群を下書きにして、性愛行為だけを取り出して描く、やまなし、おちなし、意味なしを意味する「やおい」は、JUNEを愛読した読者の中から起きた、同人的作品群です。それまで、自分たちの言葉で語られる受け入れやすいポルノを持たなかった女性たちに、やおいは、格好の大義名分を与えたといえるでしょう。

 それから、やおいは、801、腐女子、ボーイズラブと進化していきます。微妙に作品の特徴が違っているのは、多分、編集の方針が影響を与えていると思われますが、タブーであったジャンルは、段々と一般にも名を知られるようになりました。そして、「風と木の詩」と、同じような衝撃を持って迎えられたのが、1986年~1987年に、JUNEに発表された「間の楔」です。。ドラマCD化や、OVA化が話題になった最初の作品とも言えるのではないでしょうか。

 私達、女性の多くが、子供時代にそれらの作品に触れ、そして、「運命的な絆に結ばれた決して切れない関係」に、憧憬を描く経験を持つようになりました。見てもらえば分かるのですけれど、名前を変え、表現方法を変えて行っても、このジャンルはSMと密接に関わりあっています。その中に加虐被虐の関係が透けて見えるのは、これらの作品が、責めと受けという役割分担を内包している以上、避けられない結果でした。このジャンルには、SMを現実から切り離し、美しく飾ることで、ノーマルな性癖の人たちに受け入れやすくする効果があったのです。

 現実の同性愛の人たちから、自分たちとは違う・・・と、嫌悪されてきたこの作品たちが、やがて、その偏見を越えて、彼らにも「自分たちを描いたものではないにしても、読者がそれを分かって読んでいるのなら、まあ、よしとしよう」という歩み寄りを得たり、男性読者を少しずつ増やしてはいても、やっぱり、ちょっと偏見の目で見られちゃうのも仕方のないこのジャンル。
 ですが、ボーイズラブは、ロマンス小説と同じ。恋愛に砂糖をかけて、美しく飾っていると分かってはいても、未だに多くの女性は、愛を具現化するその関係に、惹きつけらずにはいられません。それと同時に、若い頃から、簡単に、SMに、好奇心を持つ機会を手にしているとも言えるでしょう。(^▽^:

 ご紹介すると、なぜか、あっという間に削除されてしまうので、できるだけ早くご覧いただけると幸いです。







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    2014

03.16

進撃の巨人









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    2014

03.05

スパンキング・ラブ

↓クリックするとそのサイトへ
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 ( 。 ・ _ ・ 。 )ノシやほー。今日は、友達に教えてもらったサイトのご紹介です。

 なんと!スパンキング物の同人誌サークル
「スパンキング・ラブ」さんであります。スパンキング関連のメディアは18禁サイトに分類されてしまうことが多いので、同人誌って発想は、私の中にありませんでした。そして、そのコンテンツはDLsite.comで、ダウンロードできるようになっています。びっくり!!
 うーん、しかし、私の書いてるこのブログも見ようによっては、一人同人誌かも。私も、自分の自己紹介をする時は、SMヲタって名乗ることが多いです。
 DLsite.comは、同人誌、同人ゲームをネットでダウンロードできるオタクコンテンツ総合ダウンロードショップです。スパンキング・ラブの作品は→ココからダウンロード出来ます。

 「スパンキング・ラブ」さんの特徴の一つは、「男の娘」設定。

男の娘(おとこのこ)とは、主に容姿や精神が女の子のような少年、青年への萌え要素を指す。

女装少年全般を意味することも多いが、「男の子なのに、女の子のように可愛らしい」というギャップが重要という点で一線を画す存在であるとも言える。

具体的には、ネタないし一発芸要素が強いという側面のある女装少年とは異なり、女の子になりたいという願望を抱く美青年・美少年であったり、(天性のものか努力の賜物かを問わず)心身ともに女の子と見紛うばかりであったりする。

萌え要素(萌える要素)は生物学的な性別・戸籍上は男性であっても女の子として成立する容姿にある。
(ニコニコ大百科より)



 この新しいカテゴリは、最近メキメキと需要を伸ばしてるんですよ。知ってました?試しに男の娘で、Google画像検索をしてみてください。とんでもない可愛い子たちがいっぱいです。決して二次元だけの現象ではなく、リアル世界にちゃんと存在しています。ヾ(@⌒¬⌒@)ノ この「男の娘」というのは、今までのトランスヴェスタイト(性転換者願望)とは、どこかちょっと違うのね。うまく、説明できないのですが、このジャンルが同人誌を中心に周囲に認識されたことが絡んでるんじゃないかなぁ。変態っていうよりも、コスプレ的な受け取られ方をしていて、そんなに敷居が高くない感じです。女の子の格好をしてるけど、恋愛対象は、異性らしいですし、そして、ヲタク男子たちからも、女の子のようにかわいいけど、女の子ほどめんどくさくない、自分の事を理解してくれる対象と思われているようです。

 それと、この作品を読んでて、気がついたんだけど、男性キーちゃんの、女性に叩かれたいけど、「その絵が美しく可愛くあって欲しい」って気持ちも満足させてくれるんじゃないかな。男性キーちゃんたちは、メディア作品を見る時に、女性カーさんを見ています。叩かれてる男性キーを見てるわけではないらしい・・・。まあ、それは仕方ないよね。男性キーの多くは、異性愛指向なのでやっぱり女の子がいいのです。なので、どうしても、女性✕女性(F/F)を選んでしまいがち。そのせいで本来一番需要が多い女性✕男性(F/M)の作品はとっても少ないです。そして、その叩かれてる女の子に自分を投影して楽しむのです。でもでも、それがかわいいけどやっぱり男性だったら、男性キーちゃんにとっては、自分自身を置き換えやすいんじゃないかなぁ・・・。まあ、これは、まだ、私の想像なんだけどね。男性キーちゃんの意見を聞きたいです。( 。 ・ _ ・ 。 )


★株式会社 オフィス・スパンキング★


「男は二十歳までに結婚できなければ、とても恥ずかしい思いをすることになる。」

 男だったら誰だってこの言葉を聞いて育つ。
俺だって聞いて育った。
と言うか、俺に言わせれば世の中の男子は二十歳になるまでの間の時点で、相当に恥ずかしい思いをすることになっている。
 もしも女子に「お尻っ!」と言われたら、ズボンもパンツも脱ぎ、指定された体勢でお尻を差し出さなければならない。
彼女たちの気が済むまで、叩かれなければならない。
お尻叩きの権利は女子なら等しく平等に、誰もが所有している。
男子に拒否権はない。
ただひとつの例外を除いては…。

 例外とは、『誰かの男』であること。
男女交際をしている女子がいる場合に限り、男子のお尻は彼女の専有だ。
他の人間にどうこうして良いものではない。
 
 だから男子は必死で女子にアプローチをする。
付き合って欲しいと願う。
しかし…。
そう簡単に女子とは付き合えない。
女子だって男は選びたいからだ。
しかも女子というだけで、男子は次々と交際を申し込んでくる。
彼女たちにしてみれば選り取り見取りだ。
 
 当然これは成人してからも変わることがない。
だからこそ、独身男子は恥ずかしいものなのだ。
交際相手がいない男子は、どこで誰に『お尻っ!』と言われても、文句は言えないし、素直にお尻を叩かれなければならない。
 ただし、成人した男子で結婚した場合はまた別だ。
結婚済みの男子は、交際相手のいる男子と同じ扱いになる。
ただ、紛らわしいからそういう男子は家で家事を行うことが普通。
外で働いている男子は交際相手がいないか、あるいは妻や彼女に『こいつのお尻は誰でも好きに叩いてあげて❤』というふうに扱われている、というのが暗黙の了解。
だから、働いている男子はお尻をいつも誰かに狙われている。



↓クリックすると作品販売ページヘ(サンプル画像アリ)
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★これが私○ご主人様★



「お、おひざの上でお願いします」
「はい❤」
うふふ。ご主人様。下半身裸のまま、たっぷり泣いてくださいね。えっと、お尻のお肉が
たっぷりと付いているのは・・・ここかな?
「あ、あの・・・お尻をなんで・・・つまんで?」
「叩いていいところを探しているんですよ?お肉の付いていないところを叩くと怪我しま
すからね」
ふふふ。恥ずかしがってる。でもこれは立派な愛情なんですよ?もちろんそっちは大義名
分で本当はご主人様に恥ずかしい思いをさせてたっぷりいじめたいからです。えへへへへ。
ごめんね。ご主人様。たっぷり叩いてあげるから許してくださいね。うん。ここだ。お尻
と太もものちょっと上。ここが一番お肉が付いてる。撫で撫でして❤
「ひっ・・・ふぃぃぃ」
ッパーン!!
「くっはぁぁぁぁぁぁ」
そうそう。撫でられていると思ったら急に叩かれる。『裏切り』って大事ですよね。余計に
痛く感じるでしょ?ご主人様。
「まだ、一回目ですよ?ご主人様」
「くっ」
「我慢、我慢❤」
ッパーン!!
「ひああぁぁぁぁ!」
「まだまだ」
朝のご主人様の部屋に響くスパンキング音、最高❤
でもね、わたしはご主人様が泣いてくれないと・・・つまんない。
ッパーン!!
「ひやぁぁぁぁぁぁ!」
「あっ!お尻に赤い跡が付いてきた。うふふ。今日の体育どうします?ご主人様」
「う・・・や、休む」
「え~?サボりは駄目ですよ~」
ッパーン!!
「ひっひああぁぁぁぁ!!」
「痛いですか?」
「・・・ふぁ、はい」
うふふ。少し涙目になってきた。学校でも恥ずかしい思いをさせちゃおっかなぁ。



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これご主1

これご主2



★メイド少年の反省日記★


「さて、銀には相当キツク絞られたみたいだね。パンツにシミが付いてたんだって?」
「・・・はい。すみませんでした。どうか反省しても罪が消えるまで」
「あー。いいのいいの。そんな型どおりのオネダリとか。良し良し。いい子❤いい子❤」
あたしがランタの口上をさえぎって二人の頭を撫でてあげると、二人は一気に熱が上がって顔が火照っていくの。
あたしも○学のころはこんなに純情だったのかな?
大学院になんか入らずに、あの頃のままでいたかったな。
「でも、お仕置きは我慢しようね。いやらしいお汁出したランタもおしっこパンツのクロムもお尻叩き!締めるところはきっちり締めるよ。ランタ。クロム。パンツを膝まで下ろして床に四つんばいになりなさい」
ね?言うこと聞くでしょ?
ランタもクロムもあたしだけが三姉妹の中で唯一甘えられる存在だって知ってるから、すごく従順。
きついだけじゃダメなんだよね。
お尻叩きは。
さてさて。後ろから眺めると・・・。
うん。可愛い。
どんな美白したらこんなに綺麗なお尻になるのかしら。
化粧水と乳液だけじゃダメよね。
ああ、ダメだ。
触りたい!
触りたい!
触りたい!
でも、ここはしっかりお姉さんを演じないと。
しっかりモノのお姉さんキャラなのよ。あたしは!
「ふーむ。さて、ランタのお尻は何回叩かれれば、反省できるのかな?」
「えっと・・・あの・・・10っ・・・10回です」
「そっか。10回ね」
「クロムは?」
「あの・・・7回・・・です」
「そっかそっか❤じゃあ、あわせて17回。二人とも17回ずつね。それなら我慢できるよね?」
「あ・・・はい」
「分かりました。鈴お姉さま」
あー、分かってると思うけど17回じゃあたしが萌えないの。
回数なんか無視して、叩き続ける気満々よ。
だってしょうがないじゃない。
この世はお尻を叩く人間と叩かれる人間しかいないんだもの。
お尻を叩かれるほうはつらくても、叩くほうは快感なの!


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シーン1_1

シーン3_1


★Game・男の娘スパンキング★



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 四番目に紹介したこの作品は、ADVゲームです。コミカルな音楽や、ナレーションでより、相手を叩いてる気分にさせてくれるゲームです♪スパンキングは、フラッシュアニメなんかで表現されやすいカテゴリだと思うのね。その特徴がうまく生かされてる感じです。私は、最初のプレイはバッドエンドになってしまいました(^▽^: でも、何度やってもハッピーエンドにならない人のために、パスワードで他の画像を見ることができるようになっています。
※【ADVゲーム】テキストまたはグラフィック(あるいはその両方)によって現在プレイヤーの置かれている状況が提示され、それに対しプレイヤーが行動を入力すると行動の結果が提示されるので、さらにその状況に対する行動を入力……という操作を繰り返して進めていく、コンピューターとプレイヤーとの対話形式で構成される。



※スパンキング・ラブ様より 許可を得て画像をアップしています。
転載・使用・改変は禁止されていますので、ご遠慮ください。


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画像頂きました。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
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    2014

01.25

イノサン


↓クリックすると公式サイトへ
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18世紀、「自由と平等」を望み、現代社会の出発点となったフランス革命。その闇に生きたもう一人の主人公シャルル=アンリ・サンソンは、代々に渡ってパリの死刑執行人を務めるサンソン家四代目当主として生まれる。

死刑執行人は、国王直々に任命される「正義の番人」でありながら、世間からは「死神」とも呼ばれる、“矛盾”を抱えた過酷な職業。シャルルは、その職を継ぐことに苦悩する。だが、「いつか死刑を無くす」ことを志して、死刑執行人を務め上げることを誓った。

人類史上最大級の革命でマリー-アントワネットや国王ルイ十六世、名を轟かす革命家たちと交わり、革命の闇の立役者となった、シャルル=アンリ・サンソンの数奇な運命を描く歴史大河。



↓連載第一回目を試し読みできます。
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 圧倒的な画力と、言葉を使わない表現で、死刑執行や拷問にまつわる人々の気持ちを表現している坂本眞一の「イノサン」。「イノサン」とは、英語の「innocent」のフランス語読みで、純真を表しています。

 この時代、死刑執行や晒し刑、鞭打ちなどは、庶民にとっては数少ない娯楽の一つでした。沢山の人たちが広場に詰めかけ周辺のアパートの窓にお金を払って鈴なりになって、処刑を見物したと言われています。それは遡ればローマ時代からコロシアムや街角で、行われていた見せしめと娯楽の習慣でした。
 シャルルは、その処刑をパリで行う「ムッシュー・ド・パリ」となるべく生まれついたサンソン家の長男です。沢山の一般庶民、貴族たちが処刑を見物したのとは裏腹に、実際に手を下す側の心理はまた別物です。血や臓物が飛び散る処刑は、残虐行為への嫌悪感、人を死に至らしめることに対しての罪悪感を呼び壇上に上がる処刑人は、平静ではイラれません。ましてや、反逆罪として、ひどい拷問や見せしめのためにいたぶり尽くして殺すという方法は、正視に耐えない惨状を呈しています。

 それでも、やっぱり人は、綺麗事の裏に残虐性を秘めて生きているのでしょうか。ホラー映画や、血の飛び散るスプラッタ映画の人気がそれを暗示しています。そして、ネットに散見する、スナッフビデオの噂。私は、絶対に検索してはいけない言葉を検索した経験がありますが、動画に収められる残虐行為や事故現場の死の現実は、悲鳴や飛び散る血もなく、盛り上げる編集も音楽もなく、たんたんとしています。


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    2013

11.26

○縛の文化史

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★目次★

日本語版への序文
謝辞
序文
第1章○縛の世界―精神、歴史、産業
結びは日本文化と切っても切れない実用的かつ神聖な要素である
○縛の歴史と起源(1)捕縄術―捕え縛るための武芸
○縛の歴史と起源(2)公式の罰、非公式の罰―力の象徴
野蛮から芸術へ―エロティックな責め絵の誕生
 ■ 歌舞伎と「新派」劇
 ■ グラフィック・アート
出版と写真―伊藤晴雨とSMの進化
 ■伊藤晴雨の登場
カストリ雑誌とSM雑誌の黄金時代
「現代的」SMの出現と第二次雑誌ブーム
映画におけるSM―驚くべき日活の事例
今日の○縛―アートか、ポルノか、単なる個人的情熱か
 幕間 フォトギャラリー
第2章 ○縛に歴史における26人の重要人物たち
月岡芳年―浮世絵師
伊藤晴雨―アーティスト、現代的○縛の父
美濃村晃―アーティスト、作家、雑誌編集長、縛師、天才
辻村隆―ロマンティックな縛師
名和弓雄―作家、歴史家、江戸武芸専門家
椋陽児―鉛筆デッサンの大家
長田英吉―SMステージショーの父
団鬼六―小説家、雑誌編集長、映画製作者
谷ナオミ―映画スター
濡木痴夢男―伝説の縛師
浦戸宏―映画縛師、自称ロープマン
小日向一夢、春日章、小妻要―三人の黄金時代の絵師たち
明智伝鬼―縄の天才
杉浦則夫―写真家
雪村春樹―縛師、出版者、プロデューサー
有末剛―有名女優写真集やメジャー映画でも活躍する才気溢れる縛師
早乙女宏美―モデル、作家
麻来雅人、奈加あきら、乱田舞―若い世代の縛師、ステージパフォーマー
廣木隆一、石井隆―映画監督
長田スティーブ―西洋生まれの縛師、ステージパフォーマー
鏡堂みやび―現代の責め絵師
幕間 用語集
第3章 ハウツー
基本原則  1安全性 2常識
○縛の基礎となる哲学、実践、道具、エロティシズム  1哲学2実践3道具4エロティシズム
○縛の古典的な型(1) 3本縄の高手小手縛り(別名後手縛り)
○縛の古典的な型(2) 胡坐縛り
○縛の古典的な型(3) 菱縛り
あとがき
参考文献
日本語版解説
日本人の知らない日本文化史の奥深さに触れるきっかけに    アリス・リデル


※11/29(金)22:54から放送のBSジャパン『大竹まことの金曜オトナイト』に、『○縛の文化史』の著者マスター“K”出演されます。

 ○縛に触れる機会のある人なら、段々と知りうる知識の集大成なのだけれど、文化としての鋭い切り口で、外国の人でなければ、出来なかった本なのかな・・・と、思いました。いや、ちょっと悔しかった。(笑)

→★HONZ書評★

↓海外版The Beauty Of Kinbaku
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→キャプチャー


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    2013

08.28

我がいとしの妖精フランク

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著:シェリール・ナッシュ
訳:中村康治
富士見ロマン文庫
昭和55年1月20日初版発行
装幀:金子國義


 フランクは両足をばたつかせ、臀部を激痛でのたうたせ、一瞬、わたしの鞭をよけるように体を横向きにした。彼の裸身の前の部分がわたしの目に入った。
 そこにあるものを目にして、わたしは面くらい、驚愕した。鞭を振りおろそうと高く上げた腕が脇に落ち、細枝の鞭が手からぽろりと落ちた。一瞬、わたしが目にしたものは、ちょうど金色のうぶ毛のようにほんのりと萌え出ている丘の陰に、ピンク色した細い柔らかな線状になった女性の部分だったのだ。

 フランクは女の子だった!






Frank and i 3 投稿者 Monsieur_No


 物語は1880年代。ロンドンの裕福な貴族である主人公チャーリーは、冒険好きな14歳の少年「フランク」に出会い、彼を手元に置いて教育することにしました。ところが、フランクは訳あって男の子のふりをしている少女でした。
 その年頃の少年らしく、素直で従順とは到底言えないフランクに、当然のようにチャーリーは、お仕置きをすることにします。しかし、ズボンを下ろそうとするとフランクは抵抗し足をきつく閉じていることを求めるのです。お仕置きを始めたチャーリーは、フランクが女の子であることに気が付きます。しかし、彼は、素知らぬふりをしてお仕置きを続ける事に決めたのです。
 こうして少女であることがバレていないと思い込んでいるフランクは、それから、度々、チャーリーの膝の上で、彼に密かな楽しみを与え続けます。

 素晴らしい女性に成長したフランクが豪奢なドレスをめくりあげられて、お仕置きされるシーンは、読者の女の子達の夢物語の成就でした。あ、もちろん、スパンキーの女の子に限りますけど。



 まあ、昔の映画だからしかたないけど、もし、今もう一度リメイクするなら、フランクはどこからどう見ても少年にしか見えない役者にやってもらいたいけど・・・14歳設定じゃ、もう、映画化できないかもねぇ。


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    2013

01.22

私をたたいて!

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メラニー・ムレール 著
長島 良三 訳



あらすじ
「O嬢の物語」「絆」「サクリファイス」の流れを汲む、フランス現代女性作家による性文学の金字塔。暴力的な男の性愛の下僕となった美しいパリの女子大生が明かす、禁断の私生活。欲望と隷従の世界の果てにあるものは…。
(「MARC」データベースより)



 淡々と、日々を重ね、行為を重ねていくふたり。最初は遊びだったものが、いつの間にか女にとって生きる事すべてにすり変わっていく。美しく、若く、みずみずしかった彼女。享楽的な男の行為を際限なく受け入れて、なんでも受け入れられる自分という事に自負心を持っていたはずなのに、多頭という現実を前に、プライドを保てなくなっていく。
 男は、自分のものである女を他人に与え続ける。自分のものである証として。
 ある日気がつくと、女は自分が堕落して居ることに気がつく。後戻りできない感情と経験と男への執着に呆然とする。だんだんおかしくなっていく女は、自らを傷つけ、相手を傷つけ、それでも求めるものは決して与えられない。



 わたしが監禁されてから、4日になる。地下室に囚われているのだが、壁に固定された鎖に、わたしの首輪が繋がれている。地下室は暗くて、寒かった。わたしの両手は相変わらず後ろ手に縛られたままだ。わたしにはもう時間の観念がない。
 わたしはこの囚人状態が好きだ。
 絶対に釈放しないで、絶対に!
 小型の飯盒がわたしのそばに置かれている。ときどき、あなたはその飯盒に水を入れに来る。そして、その水を手でしゃくって、私に飲ませる。私は純化される。愛され、崇められる女になる。

 そう、こうした瞬間にわたしを崇めるのは、あなただ、わたしのご主人様だ。これらの瞬間ほど、私達にとって大切な時はない。こうやってわたしを苛むためにあなたが勢力を注ぐことが、私を安心させ、わたしを庇護する。その勢力の根底にあるのは、あなたの愛だ。だから、わたしはあなたを愛し、あなたの虐待に身を捧げるのだ。もっとわたしに忙殺されつづけて。これからもずっとあなたのものにしておいて!

 わたしの両足は、踝に固定された金属の棒によって絶えず広げられたままだ。あなたが、強いたこの姿勢のため、わたしの体はあちこちが痛い。毎朝、あなたは私の身体を念入りに洗いに来てくれる、ただし石鹸を使わずに水だけで。そのあと、食べ物をくれるが、ほんの少量だけだ。私たちは口を利かない。わたしは、あなたの方へ目をあげる勇気がほとんどない。わたしは一生、このままにしておいて欲しかった。あなたの鎖から絶対に開放しないでいて欲しかった。永久にあなたの籠の鳥のままでいたい。
 あなたから世話されているときが、わたしにはひどく快適なのだ。





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    2012

12.02

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ



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 今、SM描写のある官能小説が異例の爆発的ヒットを飛ばしている。世界50ヵ国語に翻訳され、史上最速の5ヵ

月で全世界6300万部(3部作

合計)のベストセラーとなってい

る小説『フィフティ・シェイズ・オ

ブ・グレイ』
だ。
今月1日には日本でも発売開始され、わずか数日で早くも電子書籍版がベスト10入りという好調な売れ行きを見せている。

日米のポップカルチャーに詳しいコメンテーターのデーブ・スペクター氏によると、アメリカでは今年4月の発売以来、今も売れ続けているという。

「当初は“マミーポルノ”というお母さん向けの官能小説として40、50代の主婦の間で大流行。間もなくヴィクトリア・ベッカムはじめセレブが次々とファンだと公言したり、人気トーク番組で取り上げられたことから女子大生やOLまでハマりだした。ただのエロ描写の繰り返しだけでなく、壮大な3部作(しかも1部につき上下巻)でふたりの恋愛模様が描かれているから読みごたえもある。日本でなら韓流ドラマにハマってる奥さんやオタクっぽい若い女のコにもウケるんじゃない?」

この小説のどんな要素が、世界中の女たちをほてらせているのか? 日本版を出版した早川書房の編集担当、山口氏に聞いた。

「エロティックで大胆な性描写に話題が集中しがちですが、ヒロインと起業家の運命的な出会い方や、常にヒロインをリードする起業家の姿が多くの女性にとっての理想の男性像であること、しかもふたりの肉体的な相性はバッチリといった乙女心をくすぐる要素が満載な点だと思います」

この本を読んだ日本の若い女性からは「SMは未経験だけど、お尻くらいならぶたれてもいいかも」「○縛やむち打ち、肛門フィスティングに膣クランプ……って、いったいなんのこと? でも気になる~!」などの声が上がっているという。これまでSM趣味は大声では言えないイメージがあったが、だいぶ言いやすい状況になってきているようだ。

この波を本SM業界の人々はどのようにとらえているのだろうか。日欧で女王様として活動した後、現在はフェティッシュバーのプロデューサーとして活躍するリエさんは言う。

「SM自体、ファッション誌のグラビアで芸能人がボンデージ姿を披露するなど、今までも何度か波が来ていました。また、バラエティやコントでお笑い芸人がネタにするぐらいだから、受け入れの間口はどんどん広くなっています。この小説のヒットをきっかけに大きなブームがきたとしたら、人間の『秘められた世界をのぞきたい』という好奇心が間口の広さに比例した結果でしょう」

いよいよ日本にも本格的なSMブームの到来となるか?
(取材・文/早川 舞 河合桃子)>





 いや、ならないってば・・・。絶対にならない。。。

 こういう記事や書評を書いてる人達って、絶対に、ノーマルに違いない。そもそもブームになるとしたら、SMではなく、SMごっこだろう。この本の中には、少女の夢とロマンとチョコレートが詰まっている。この本を「O嬢の物語」のような、女性のためのSM官能小説と考えるのは間違いである。(まあ、三部作の、第一作目しか読んでいない状態で、ここまで言い切ってしまうのは、どんなもんかと思うが・・・。)

 この本の文体や展開を見れば誰でも気がつくだろう。これは、昨今、多くの作品を輩出させている、ハーレクインロマンもどきの本である。日本で一番近いのは、ボーイズラブだろう。ノンケの男がゲイの男に強姦されて、ラブラブになってしまという、絶対にありえない話。SMっぽいセックスシーンが女の子におお受け♪

 主人公のヒロインは、どこにでもいるような女の子。セックスどころか、オナニーもしたことない。そもそも。セックスしたくなるほど愛した男もいない。恋愛をしたことがあるのかどうかもあやしい大学4年生。

 それから、その主人公が恋をする相手クリスチャン・グレイ。億万長者の若手起業家で、おまけにだれもが見とれてしまうほど美しすぎる美男子。 何もかもが完璧すぎる男である。

 たいていのハーレクインの物語のように、二人はほとんど一目惚れをする。お互いにお互いを求め合い、触れ合えば電気が走り、よく知りもしないのに相手が欲しくてたまらなくなり、二度と失えないと感じるのだ。それはいい、 それはいいのだけど。主人公のアナスタシア・スティールは、Mッ気がほとんどない女性として描かれる。
 「私の○○になりなさい」で、行われたことが繰り返される。命令。服を脱がせる。手首を縛る。動くことを許さない、刺激的なセックス。柔らかいファーの手袋やフロッガーを使った、身体への刺激。繰り返させる寸止めの焦らし。

 それは、SMだろうか?(このあとネタバレ)

 第一部の終わりで、グレイは彼女にお仕置きをするという。アナは、最初は逃げまわるが、最後には、受けて立つ。闇の部分を覗いてみたい。自分の限界を知りたい。そうなった時の自分を知りたい。グレイがどうなるか知りたい。本当に彼を受け入れられるのか。そして、彼女は、グレイにお尻をベルトで6回叩かれる。一打毎に数を数えながら・・・その結果、アナはグレイの元から逃げ出すことになる。二人はお互いに繰り返す。愛している。離れたくない。けれど受け入れられない境界線が二人の間にははっきりと引かれている。

 アナを失うかもしれないという恐怖がグレイを怯えさせる。しかし、彼女が、もう二度と自分を打たせないと宣言すると、グレイは、彼女を失うことを受け入れない訳にはいかなかった。

 愛する人へ苦痛を与えずにはいられない。その痛みにのたうつ身体。泣き声。涙。懇願。それが、自分にとって失えない、かけがえのないものであるとグレイは知っている。この本を読んだたくさんの女性に聞いてみたい。「このラストシーンのグレイの孤独と哀しみをどう読みましたか?」「アナスタシアの馬鹿野郎!と、本を投げつけないですみましたか?」と。私、ぶうぶう言ってるけど、多分、第二部、第三部が発行されたら、続きも読んでいると思われます。

 この小説で、一番私の関心を引いたのは、グレイが提示するいわゆる「○○契約書」である。弁護士の手による、細部に渡る取り決めと、ルール。本書に興味のある方は、どうぞ立ち読みしてください。それから、スパンキングとパドリングを区別して書いていることや、なのにケイン打ちと思われる行為は杖で打つになってる事、そしてバイティングだの膣クランプだのスプレッターバーだの・・・これ、注釈を付けないでも、英語圏の人達は理解できるものなの?

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    2012

09.12

O嬢の物語






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角川文庫 澁澤龍彦訳

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河出書房新社 渋沢竜彦訳

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富士見ロマン文庫 澁澤龍彦訳

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澁澤龍彦訳 金子國義画 刊行1966年

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講談社文庫 鈴木豊訳 カバー装画 : 山下清澄

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中村正夫訳

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二見書房 サラブレッド・ブックス 202 長島 良三訳

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グーテンベルク21 翻訳: 鈴木豊

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マガジンハウス : エルの本 辻真稀子訳 イラスト : 宇野亜喜良

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日本出版社 海外傑作ロマンアップルノベルズ  千草忠夫訳

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学習研究社 高遠弘美訳

 高遠弘美訳で「Oの物語」を読んでいます。あまりにも有名なポーリーヌ・レアージュの書いたこの本は、日本でも、繰り返し繰り返し発行されてきました。
 要するに一人の女性が、恋人の所有物となり、その恋人の命令で、恋人の兄貴分の男に譲り渡されてしまい、最後は、その男が死んじゃって、自由になっちゃってどないしたらいいの?ってお話なんだけど・・・。(^▽^;)

 最初に読んだ時は、小学生だったのだけど、澁澤龍彦訳で角川文庫でした。一読して「すっごく期待してたのにちっともエロくない本」という烙印を私から押されてしまいまってましたね。それでも、まだSM小説とか、簡単に手に入らない子供だったので、何度も読み返して、好きな部分に印をつけたりしてました。(笑)「スリーピング・ビューティー 官能の旅立ち」も、そうなのだけど、萌を期待して読む本じゃありません。それが、いつの間にか、座右の本になっちゃってる所は不思議ですけど、どちらもおとなになって読み返して初めて意味の分かる本だったのだと思います。

 あの頃は、映像が話題になったりしてたのですが、今は、もう、忘れ去られてしまいました。O嬢の物語なんて、読んだことないって人が多いんじゃないかなぁ・・・。澁澤龍彦の時代は、いろいろと制約があって、完全な訳じゃないそうです。それで、再度、新しい訳で読んで見ることにしました。ハードカバーなので、お風呂で読むには、手が疲れます。


 私はあなたとスティーブン卿に以下の権利があることを認めます。」どこにいても、またいかなるふうにであっても、ほしいままにOの体を自由にする権利。Oを鎖で縛る権利。たとえ取るに足らぬミスを犯した場合でも、あるいはただ単に彼らの快楽のためであっても、○隷か囚人のようにOを鞭打つ権利。彼らの行為でOが泣き叫び、哀願を繰り返すことになったとしても、そんな叫びや哀願は一切無視する権利。「この場でぼくから、そして君自身からも、君という存在を譲り受けたいというのがスティーヴン卿の願いだったと思う。それに、卿は自分の欲求の詳細についてぼくから説明することを望んでいるらしい。」Oは恋人の言葉に耳を傾けた。ロワシーでルネが言った言葉が記憶に蘇った。それはほとんど同じ言葉だった。ただあのときはルネにぴったり身を寄せて聴いてたし、夢にも似たおよそ現実とは思われない出来事のさなかで、あたかも別の人生を生きているか、あるいはそもそも自分は存在していないのかというような感情によって守られていた。夢ないしは悪夢、牢獄のような環境、ロープ・ド・ガラ、覆面の人物たち・・・こういうったすべてがOをそのふだんの生活から引き離し、いつまで続くかわからない不確実な時間のなかに置いたのである。ロワシーではまるで、夢だとわかっていながら、何度でも繰り返される夜の夢のただ中にいるような気がした。確かに実在しながら、やがては終わるはずの夢。耐えられなくなるのが恐いから終わって欲しいと願う夢。結末が知りたいからその限りに置いて続いてほしい夢。い夢。今、その結末が姿を表したのだ。Oがもう結末のことなど忘れていた時に、Oが想像だにしなかったかたちで(Oの現在の考え方にしたがって、それがいわゆる結末だとすれば、そのうしろに別の結末が、そのまた背後にさらに別の結末が隠れていることなどありえないと仮定しての話だが)。この結末は、Oが記憶を超えて現在の時間のなかへ飛び込んだがゆえに現れたのだが、同時に、今までは閉じられた範囲、閉ざされた宇宙のなかでしか現実性をもたなかった事柄が。突然、Oの日常生活のあらゆる偶発事や習慣にまで影響を及ぼし、Oに対して、また、Oのなかで、単なる印ー裸の臀部、ホックをはずしたブラウス、鉄の指輪などーだけでとどまらず、最後まで成し遂げることを要求しているのだ。ルネはたしかにOを鞭打ったことはなかった。ロワシーに連れて行かれるまえのルネの、戻ってきたからのルネの間に違いがあるとすれば、以前は(そして今も)Oの下腹部を用いていたのが、今ではそれと同じ程に口や臀を使うということだった。ロワシーで規則的に受けた鞭が、たとえ一度でもルネの手によるものだったのかどうかはOには全く分からなかった(ルネかどうか訊きたくても、O自身か男たちのどちらかが覆面をつけていた)。ルネが自分を鞭打ったとは思えなかった。おそらくルネにとっては、Oが縛られ、男たちに委ねられて、むなしくもがいているさまや、泣き叫んでいるところを見る快楽があまりに強かったので、わざわざ自分から手を出して、その快楽を薄めたくはなかったのだと思う。ルネは水洗それを認めているかに見えた。奥行きのある肘影椅子に半ば身を横たえ、膝を組み、身体を動かすことなく、スティーヴン卿の命令と意志にOが進んで身を委ねることを自分はどれほど嬉しく思っているかを、すこぶる優しく穏やかな調子で語るルネを見ればその事は明らかだった。スティーヴン卿がOと夜を、7あるいは一時間でも過ごしたいとか、食事や観劇のために、パリの外でも中でもOを連れてゆきたいといった場合は、Oに電話をして、もしルネ自信が迎えに行く時間がないときは車をよこすだろう。さあ、こんどは君が話す番だ。承知してくれるかな?しかしOは口をきくことができなかった。突然のように自分の意志を表明しなさいと言われたものの、その意志とは自分を捨て去り、確実に承諾できることだけでなく、少なくとも鞭で打たれることをはじめとして肉体が拒むことにもすべてあらかじめ同意するということにほかならない。それ以外の事柄について、もし自分に正直に言わなくてはならないとしたら、Oはスティーヴン卿の目から読み取れる欲望に、自分をごまかすことができないほど心乱される自分を感じていた。Oはふるえていたが、まさにふるえているからこそ、卿が手や唇でこの肌に触れてくる瞬間を、卿以上に待ち焦がれているのだと思った。その瞬間の到来を早めるかどうかはOしだいであったろう。それを迎える悠紀ないしは激しい欲望蛾どれほど強いものだったにしても、いよいよ返事をする段になっていきなり体から力がぬけて、おは床にすべるように崩れ落ち、スカートがまわりに広がった。それを見ていたスティーヴン今日あ静寂の中、くぐもった声で、怯えている姿もOによく似合うと指摘したが、それはOにではなく、ルネに大してだった。Oのほうへ来るのを卿は控えているのではないか。そう感じたO破卿の態度を残念に思った。Oはそれでも卿を見ることなく、ルネをじっと見つめるうちに、もしかしたら裏切りととれる何かをルネは自分の視線に読み取るのではないかと恐ろしくなった。だが、それは裏切りとはいえないだろう。スティーヴン卿に所有されたいという欲求とルネのものだという時いつのどちらかを重視するかといえば、Oにまったくためらいはなかった。実際その欲求うが募るままにまかせたのはルネがそれを認めたというだけでなく、むしろ、ある点まではそれが命令であるかのごとくふるまったからである。それでも、Oがあまりに早く、また、見事に服従するのを目の当たりにしたルネが怒らないだろうかという疑いは消えなかった。どんな些細な合図でもいいから送ってくれればそんな疑念は氷解するのに、ルネは何の合図もせずに、ただOの返事を求めるだけだった。8すでに三回目だった)。つかえながらOは行った。「あなた方の望むことならどんなことでも受け入れます。」それから膝の窪みにそれぞれ当てられた手のほうへ視線を落とし、小声で白状した。「ただ、鞭で打たれるのか知りたいんです。」なんてことを訊いてしまったのだろうと二十回も反省するくらいの長い間返事はなかった。やがてスティーヴン卿がおもむろに言う声が聞こえた。「ときどきはね。」それからマッチをする音とグラスを動かす音がした。二人のうちひとりがウィスキーをまた口に運んだのだろう。ルネはOを助けることなく、口をつぐんでいた。「今は承諾したとしても、いまは約束したとしても、わたし、鞭には耐えられません。」「あなたにお願いしたいのは、黙って鞭を受けることだけです。叫ぼうが嘆こうが、そんなことは無駄なことだということをあらかじめ承知していてくれればいいんです。とスティーヴン卿が言った。「ああ、お願いです。今日はまだしないで。」
学習研究社 高遠弘美訳 Oの物語より



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    2012

06.18

アニスタ神殿記

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 資料館繋がりで、仲良くなった三和出版の雑誌に小説やコラム書いてらっしゃる作家佐伯香也子先生が、今回、雑誌に掲載されていた長編を私家本という形で、本にされました。全編、拷問に継ぐ拷問で、よくもまあこんなにいろんな責めを思いつくものだと呆れるくらいただただ、感心するばかりであります。( 。 ・ _ ・ 。 )

 物語は、天空に浮かぶ巨大な島であるアニスタを守り支えている、三十三人の神人たち。しかしその神人がアニスタを守るためには、美しき乙女である神殿女の、苦痛と絶望と屈辱と羞恥が産みだす苦しみが必要だったのである・・・・・。
 
 ちょっと長いのですが、主人公が初めて、神人に責められるシーンを引用させて頂きます。




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奉仕のための部屋は、頑丈な鉄扉と石壁できた、窓が一つもない場所だった。

 天井からは鎖や鉄輪が下がり、ほかにもイレナが見た事のない、奇妙でおそろしい形をした道具があちこちに置いてある。

 ゼルラウスはもう先に来ていて、イレナを見ると、わずかに眉をあげた。

「なんだ。だいぶサトラを手こずらせるのではないか思ったが、そうでもなかったようだな」

 ゼルラウスの言葉に、サトラは、

「まれに見る勇気をお持ちです。このような気高い方には、お会いした事がございません」

 そういって頭を下げると、静かに出て行った。

 ゼルラウスは笑い出した。

「サトラのあんな褒め言葉は、初めて聞いたぞ」

 そういって、イレナに近づいてくると、その髪をつかんで顔を仰向かせた。

「どれ、その気高い魂を、じっくりと味わわせてもらおうか」

 いきなり、唇が合わせられた。何かが、イレナの中から吸い取られてゆく。苦しくなって眉をよせると、体が軽くなって天地が逆転した。

 気がつくと、ゼルラウスがイレナの足をつかんで逆さ吊りにしていた。

 そのまま足を開いた形で、足首ベルトのリングを、天井からさがった鉤にひっかけられる。ぶらりと下がっていた腕は、うしろでひとまとめに○束された。

 イレナは、もうそれだけで息苦しいほどの恐怖にさいなまれた。覚悟を決めたとはいえ、未知の苦痛に対して平静でいられるわけがない。

 ゼルラウスは、そんなイレナの恐怖をあおるように、彼女のからだのまわりをゆっくり回ると、先が何本にも分かれたバラ鞭を手に取り、さかさまになったイレナの胸を軽くなぶった。

「ああっ」

 思わず声がこぼれる。鞭はたわむれるように、なんども胸の先に触れては離れた。

 次になにをされるのか。イレナの胸の鼓動がいっそう早くなって、頭がくらくらする。 ゼルラウスは、その心の動きを感じ取って目を細め、

「いいぞ」

 そう、ひとこと言ったかと思うと、いきなりイレナの胸に鞭を振り下ろした。

「ああーっ!」

 思った以上の痛みが体を走り、しばらくは声もでない。生まれてからまだ一度も、こんなにひどくぶたれたことはなかった。

 だが、鞭は何度も何度もふりおろされ、それは○束具からはみ出した乳房が赤くすりむけるまで続けられた。

 そして、その次は足の間だった。

 まだ、なんの快楽も知らないイレナの花芯が、容赦なく打ちすえられる。そこは恥ずかしい場所であると同時に、一番弱い場所でもあった。

 胸の痛みで涙がにじんでいたイレナは、悲鳴をあげながら、なんとかのがれようと腰をゆらした。だが、そんな程度で避けられるものではない。

 根元で打たれるとドスン重い衝撃があり、骨にまでひびく。先の方でパシリと打たれると、粘膜を裂かれるような鋭い痛みが走った。ゼルラウスは、処女地を鞭で耕すかのように、念入りに打ち続けた。

 イレナは逆さになったまま涙を流し、許しを乞いそうになる自分を必死でおさえなければならなかった。ようやく終った時には、花びら全体が赤く腫れ上がり、すっかり痛みにしびれてしまっていた。

 ゼルラウスは、次に太い一本鞭を選ぶと、イレナのうしろへまわってまろやかな双丘を打ち始めた。バラ鞭よりずっと鋭どい激痛に、イレナはいっそう大きく叫んだ。どんな覚悟があっても、こんな痛みにはたえられそうもなかった。

 だが、それでも耐えなければならない。

 イレナは、くじけそうになる自分を立て直すために、奥歯をかみしめ、悲鳴を封じた。


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 やがて、双丘は赤から紫にかわり、ところどころ皮膚がやぶれて血がにじみだしてきた。 

 ゼルラウスは三たび鞭をかえると、今度は鋲のついたパドルをもってきた。そしてその鋲が傷にめりこむように、はでな音を立てて打ちおろした。

 イレナの口から、ついに限界をこえる濁った悲鳴があがった。ゼルラウスは、十回ほど強く打ってさらに出血させると、逆さになっているイレナの頭を持ち上げた。

「尻の傷は、治療しないように命じておく。これから毎日お前の尻を打って、傷の治る間がないようにしてやろう」

 イレナは、弱い悲鳴とともに涙をあふれさせた。ゼルラウスは、また目を細めると言った。

「たしかに、お前の魂は特別だ。ここまで純粋で力強い気は、めったにない。今夜は、存分に楽しませてもらうぞ」

 言い終ると、彼はイレナを鉤からおろし、背もたれと座面全体にトゲのついた椅子に座らせた。

「ああああっ!」

 イレナが大きな悲鳴をあげる間に、腕が肘掛けに固定され、足は広げられてその腕の上にかけられる。これで体重のほとんどが、引き裂かれた双丘へかかることになった。

 自分の膝の下から手がのぞいているような姿勢はとて不自由で、傷にめりこむ棘の痛みは耐えがたいほど彼女を苦しめていた。

 ゼルラウスは、そんな彼女の性器を指で広げると、中になにかさし入れた。

「ゴラルの餌だ。やつはこれを食べて溶かして、また外へ出してくれる」

 そういっているうちに、なかからトロリとしたあたたかなものがあふれてきた。

 そのおぞましさと羞恥に、イレナは「イヤー!」といって首をふる。

 ゼルラウスはちょっと笑うと、自分の指を三本イレナにさしこんだ。そして狭い管を広げるように動かした。

 さっきさんざん打たれた場所だけに、少しの刺激も大きく響く。イレナにとってそこを広げられるのは、とてもつらいことだった。だが、なんども抜き差しをくりかえされるうちに、痛みだけではない何かが体の奥からこみあげてきて、イレナは驚いた。

(こんなのは間違っている! 神殿女としてふさわしくない!)


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 彼女は自分を恥じた。清らかな神殿女となるべく育てられてきたイレナにとって、性の快楽は罪悪に等しいものだったのである。

 ゼルラウスは、イレナの羞恥を見て指をちょっと動かした。すると、突然イレナの体内に激痛が走った。

「キャーっ!」

 それはすぐに収まったが、またゼルラウスが指を動かすと同じ激痛がやってくる。

 おそろしい椅子の痛みと体内の痛みで、イレナは息も絶え絶えになった。

「神人は、別に手を触れなくても、おまえたちに痛みを与える事はできる。だが、道具を使ったり獣人に責めさせることで、心のもろい人間の恐怖は何倍にもなる。めんどうだが、そうすることでずっとうまい気を得ることができるのだ」

 ゼルラウスはそういって指を引き抜くと、金属の筒のようなものを持ってきた。

「お前のそこは、まだ狭い。訓練のしがいがあるな」

 彼はそういうと、持ってきた筒をイレナの体内に挿入した。冷たく固い感触に、イレナが眉をよせる。それには手元にネジがついていて、ゼルラウスがそれをまわすと、イレナの中が広がりはじめた。

「あ、ああ!」

 イレナの声は、次第に切羽つまったものになった。

 やがて、おなかが苦しくなるほど筒は太くなり、これ以上広がれば中が裂けるという処まで来た。

 恐怖に、イレナの全身がこわばる。

 だが、ゼルラウスの手は止まらなかった。

「いや! ああ、ああああーっ!」

 彼女が頭をふって絶叫した瞬間、ついに中から真っ赤な血があふれ出した。

 ゼルラウスは血の中からヌルリと筒を引き抜くと、かわりに自分の手をさし入れた。先ほどは指三本がやっとだったのに、裂かれたそこは、彼の手首まで楽にのみこんだ。

 しかし、イレナは「楽」どころではなかった。そこから、体全体が大きく裂けてゆきそうな幻想がわきあがり、彼女をいっそうの激痛と恐怖で満たした。それは、あれほどつらかった椅子の痛みさえも、忘れさせるものだった。

 ゼルラウスは鼻歌でも歌いだしそうな様子で、イレナの体に入れた手首を前後させはじめた。

 イレナは、その苦痛にもがき叫んだ。最初はバタつかせていた足も、やがて、あまりの痛みにピンと伸びて細かく痙攣しはじめた。

 ゼルラウスは、左右に大きくゆらしたり、斜めにねじこんだりして長い間生け贄の反応を楽しんでいたが、最後に激しく手首を動かすと、ついにイレナを失神させた。


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 次にイレナが目を覚ましてみると、今度は手足を背中で一つにまとめられ、体を弓なりにそらせた状態で、荷物のように吊られていた。○束具はぬがされていたが、腰は恐ろしいほど曲がり、吊られているだけで全身に痛みがある。

 うめいていると、ゼルラウスがまた何かを持ってきた。彼の手のひらに乗っていたのは、鶏卵ほどの大きさの甲虫だった。楕円形のずんぐりした胴体に、六本の頑丈な足と、丸い頭がついている。

 何をされるのかと、イレナはまた身をすくませ、息をふるわせた。

 ゼルラウスは甲虫を一匹つまむと、彼女の反応を楽しむように説明した。

「このアギラは丈夫な歯をもっていて、何かに喰いつくと、だんだん体が重くなってくるという変わった性質をもっている。見た目は小さいが、最後は岩よりも重くなる。これを、今夜最後の贈り物にしてやろう」

 ゼルラウスはニヤリと笑うと、アギラの横腹をちょっと押した。すると丸い頭部が突然大きく広がり、鋭い歯が環状に並ぶ口が現れた。頭と見えたのは、そのすべてが口だったのだ。

 ゼルラウスは、息をのむイレナの胸の果実に、無造作に一匹喰いつかせた。がっちりと食い込んでくる歯の痛みと話のおそろしさで、イレナは狂ったように悲鳴をあげる。

 ゼルラウスは、そのイレナの発する気を深く味わうかのようにしばらくじっとしていたが、二匹目も残りの果実に喰いつかせた。

 イレナは、ノドが裂けるのではないかと思うほど叫び続けた。

 ゼルラウスの説明どおり、アギラは次第に重くなり、吊られたイレナの乳房が下へむかって円錐形に伸びはじめた。

 喰いついた時間に少し差があるので、伸び方がいびつになる。体中の痛みが胸の一点にかかりはじめ、イレナの全身から恐怖と苦痛の汗が噴き出した。

 その想像を絶する時間は、どのくらい続いたのだろう。

 苦しむ彼女の瞳が、一瞬大きく見開かれたかと思うと、とうとう魂切る絶叫がほとばしった。そして、左の胸から重くなったアギラがごとりと落ちた。

 再び気を失ったイレナの胸の果実は無惨にも喰いちぎられ、アギラは、その血のしたたりをよけるように、のそのそと歩き出した。

                                                   アニスタ神殿記より 佐伯香也子著





 人の数だけ生き方があり、生きるための目的がある。そしてSMの形も・・・・。神人でありゼルラウスにも。神殿女であるイレナにも。自分の信じる道を、自分の望む道を辿るしかない。

 イレナは、最後には、いろいろな理由から、我と我が身を差し出す道を選ぶ。いったい、女性には、すべてを受け入れることができ、相手の行為を許すことができるのか。愛する人のために?それとも逆らえぬ畏怖のために?同胞たちのために?愛の為に。

 物語でなければ綴ることの出来ない、残酷に身体を壊し続けられるような拷問が次々と描かれていき、苦しんでも、苦しんでも、すぐに身体は不思議な力によって回復し、また、新しい責めが待っている。
 終わりのない苦痛の中で女はすべてを受け入れる。そして、新たな花を咲かせるのである。

 作者はイレナの行為を『他者の享楽』と述べている。詳しくは、本のあとがきに、その論旨が説明されているので、呼んでいただくとありがたい。与えられるものをすべて受け入れるSMは、この前の記事で私が書いた「拒み続けるM」の表現の対局にあるものと推察する。



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 この物語は、三和出版から出版された「秘性」第三号から第七号までに連載されていたものを、加筆訂正し、一冊にまとめたものです。風俗資料館で求められます。郵送も受け付けていますので、興味を持たれた方は、どうぞ、読んでみてくださね。



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M男性のためのリック
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    2011

04.13

薔薇族






 女性同士のSMは、頻繁に目にするのに、男性対男性ってあまり見かけません。つまり、女性同士のSMの画像や動画をを嗜好するのは、同性愛指向の方だけに限らないけれど、男性同士の場合は、おおむね同性愛指向の方々だけになってしまうからなのでしょう。
 しかし、SMを嗜好するゲイの男性は多いのだ。だから、その昔の薔薇族などと云う本には、こんな挿絵が、当たり前に乗っていたのであります。

 
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    2011

03.26

女性のためのSM小説

 メディアを通して私達に届けられる多くのSMは、男性の眼を通して描かれたものが多いのではないでしょうか。それもそのはず、それらの作品に市場で対価を払い続けたのは男性だからです。

 でも実際は、SMは男性だけのものではありません。現実には男性と同じ数だけ女性もいるのですから。
 だとしたら、男性にとってのファンタジーである作品、現実では絶対に成し得ない夢をうつしとった作品があるように、女性にとっても、女性のための夢を描いたSMがあってもいいと思うのです。

 先日、風俗博物館に出かけた私は、まさにそんなコンセプトで作られたイシスの裏庭と言う本を手にする事が出来ました。それを読んでいた時に私は、ブログを始めてしばらくした頃に、せっせと、自分の見た夢を元に物語を綴っていた事を思い出したのです。

 自分で描いた物語は、自分に都合よく、自分の嫌いな責めとか出てくるはずがありません。それに物語の登場人物は私向きのSMをする都合上、常に恋をしています。恋の対象は人間だったり、行為だったり、過去の思い出だったりはするけれど、要するに理屈の通らない執着です。その思い込みは、正しいとか、間違っているとか、こっちの方が幸せになるのにとかを蹴散らします。

 ブログであーでもないこーでもないと理屈をこねていても、物語の「好き」の前にはあえなく打ち倒されます。そして、自分の好みのめでたしめでたしに辿りついてしまします。もしくは、自分の好みの不幸の中に(^▽^;)なにしろ、自分の楽しみのためだけに書いてるからね。

 また、夢を見るようにならないかなぁ・・・。それが、今の私の悩みの種。最近、あんまりSMの夢を見ない。そのために今書いてる物語も頓挫しかかっている。SMの神様、どうぞ、私の夢におりてきてくださいませ。なむなむ。できれば、三夜連続続き物の起承転結怒涛のクライマックス付きでお願いします。(^人^ (^人^ ) って、そんな都合よくいかないか・・・。



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    2011

03.21

女王様ゲーム


女王様ゲーム
悦の森文庫
作者 越後屋


 人里離れた館に、ある日突然七人の女王様が集められた。館の主は、七人にゲームの開始を宣言する。それはお互いを調 教し、Mの誓いを立てさせるルール無用のデス・マッチ。勝者には巨万の富が与えられ、敗者は屈辱的な仕打ちを受けるゲームであった。縄、鞭、快楽責めに窒息責め!女同士の容赦のない責めに、女王様たちは被虐の悦びに目覚めていく。そして最後の一人が残った時、このゲームに隠された真の目的が明らかになり―。



「志保。鞭を貸しな。私があんたに、これの使い方のお手本を見せてやるよ」
 そして、あかねは、葵の背中を一本鞭で打った。軽く振っているように見えて、空を切る音は志保のそれよりもずっと鋭い。
 ビジィィッ!
「ぎ、ぎゃあああっ!」
 葵の悲鳴も、一段と甲高く、凄まじい。葵は○束されたまま、匍匐前進で少しでもあかねから離れようとでもするように、m前に逃げていく。
 その葵の脚を、あかねのピン・ヒールがギュッ、と踏みつける。
「あっ、ああああああっ!」
「どこに逃げようってんだい、往生際が悪い」
「か、堪忍してください、お願いします」
「まだ、鞭を一発入れただけじゃあないか、こらえ性のない子だねえ」
 紅蓮花あかねだけではない、高坂龍、竜造寺沙耶、北条凛の三人も、葵を取り囲むようにして集まり、彼女の事を見下ろしていた。
 そんなベテランS女の様子を、葵は恐怖で引き攣った顔つきで見上げていた。
「それじゃあ、十連発行くよ。」
「い、いやっ!いやぁ!」
「いいね、葵。自分でちゃんと数を数えるんだよ」
「い、いやです。そんなこと、したくありません!」
「したくなけりゃあいいよ。それならあんたが数え始めるまで、何十発でも打ち続けるだけだ」
 葵の表情が引き攣る。日頃のあかねの言動をいやと言うほど知っているあかねは、あかねの言葉が単なる脅しでない事を知っていた。
「あくまでも意地を張り続けるのか、それとも私の言う事を聞くのか。どちらを選ぶもあんたの自由さ。それ、いくよっ!」
 ビシィィッ!
「ぐふうぅぅっ!い、いちぃっ!」


 集められた7人の女王様が、次々と同じ女王様に責め落とされて行くお話です。一冊の本に6人の女王様が負けていく話しを綴らないといけないので、大忙しです。その分いつもの越後屋さんのねっちりした責めの文章からすると、ちょっと物足りない感じも否めませんが・・・・。
 ただ、その責めの多彩さや、その方法、技術など、よく取材されています。7人の女王様の性格やタイプの違いによって、繰り出される技も違います。
 そして屈服する時の1人1人の心情も違います。これがなかなか面白かった。責め落とされていやいや泣きながらも逝ってしまい泣きながらマゾであると認める女王様、尊敬する女王様に逆らえずに心酔して行く女王様、恐怖に閉めあげられて反抗する気力も奪われ言うがままになる女王様。なにしろ最後にひとり残るとは言っても6パターンも描かないといけないので大変です。
 ちょっとしたオムニパス小説のよう。

 私が、残念に思ったのは、最後に残った女王様があまりにもあっけなく、陥落してしまった事。これ前、後篇にして、ここから、嫌がる女王様をもう一回じっくりねっちりやって欲しかったです。(。・_・。)



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    2011

02.11

Historire d'O

 原作については一度ふれた事がある


 グィド・クレパクスは1933年イタリア生まれのイラストレーターでマンガ家。2003年に亡くなりました。イタリアそしてフランスでもっとも有名なキャラクター
「バレンティーナ」を創り出した方として有名です。
 いくつものオリジナル・ストーリーのほか、オリジナル作品と平行してサドやポリーヌ・レアージュ、ジョルジュ・バタイユ、マゾッホなどのエロティシズム文学の名作を題材にしたコミックを描いています。「O嬢の物語」が描かれたのは1975年。
 海外の漫画は、一つ一つのコマがイラストのように切り取られた止まった世界です。そしてその中を静かな時間が流れて行きます。
 原作を読んでいると、精神的な描写が長かったので、改めて漫画として見てみると、ずっと、Oが、裸なのに驚く(^▽^;)





 白と黒のエロティックでいながら、アートのような静かで心地よい空間が淡々とOの苦痛を表現する様をぜひ皆様もご覧頂けたらと思います。
 あ、でも、拾って来たリンク先のは、ちょっと黒の線の色がいまいちであります。実際に手に取ってみると、その美しさにほれぼれいたしますから。

↓ここから見れます。スライドショーにすれば見やすいです。
→Betaのサイト
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    2010

09.08

立ち読みしてみました



 30歳の保健体育』『オンナノコになりたい!』のスタッフが送る

身体も心もボクのもの ~はじめてのSMガイド~

 ヲイ、大丈夫なのか・・・。その気になったちょっと刺激的な事をしたいノーマルさんが増産されそうな気がする本だぞ(^▽^;)

 しかしさすがにヲタグループが作ったと思われるだけあって、以前

40歳からの新・大人の愉しみ

 当たり前の事が当たり前に書いてある本です。でも、もしかしたら、この当たり前の事って、知らない人が多いんじゃないかなぁ・・・と、思う今日この頃。この本をうのみにしてその通りにしてみれば・・・とは、言いませんが、こういう事についてパートナーと話しあった方がいいんじゃないかい?40代。と、言う事を真摯に思います。
 「いまさら、奥さんに、言いだせない。」「奥さんじゃない人と普通じゃないことやってみたい。」って、言う人のいかに多い事か。あなたの考えてる普通じゃない事ってほんとは、当たり前に自然な事かもしれません。
 ネットで探せば、この程度の情報を拾う事は簡単かもしれないけど、一冊の本にコンパクトにまとまって510円ってお手頃です(^▽^;)

 あ、しかし、個人差があるし考え方もいろいろですのでノウハウものの本は、全員にぴったりと云う訳にはいきません。これをきっかけに、いろいろと試してみたら・・・程度に考えてくださいませ。

 いや、なにしろ、こういう本は、あーでもない、こーでもない、するネタにはぴったりだw
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    2010

03.10

隣りの家の少女


「苦痛とは何かを、知ったつもりになってないだろうか?」









★公式HP





 彼らは三インチの釘をウィリー・シニアが天井に差し渡した梁に打ちつけていたー二本の釘が1メートル弱の間隔を置いてつきでていた。
 そしてメグの左右の手首に縛りつけてある、適当な長さに切った二本の洗濯ロープをそれぞれの釘に巻き付け、その端を下に回して、どっしりと重い作業台の脚に結んであった。

 メグは小さな本の山ーワールド・ブック百科事典の三巻分ーにのっていた。
 目隠しをされ、さるぐつわを噛まされていた。
 裸足だった。ショートパンツと半袖のブラウスは薄汚れていた。両腕をあげているせいで、ショートパンツとブラウスの間の隙間からへそが覗いていた。
 めぐのへそはひっこんでいた。

(中略)

「白状させれば勝ちっていう<ゲーム>をしようよ」ウーファーがそういった。
「いいよ。何を白状させる?」とルースがたずねた。
「なんでもいいよ。とにかく秘密を吐かせるんだ」
 ルースは笑顔でうなずいた。「いいね。だけど、さるぐつわをしたままじゃ口をきけないじゃないか」
「すぐにしゃべられせたんじゃおもしろくないよ。ママ」とウィリー。「どっちにしろ話す気になればわかるさ」
「ほんとかい?白状するかい?メギー?話す気になったかい?」
「話す気になんかなってないよ」とウーファーがいいはった。だが心配にはおよばなかった。メグは声をあげなかった。
「それじゃどうする?」ルースが問いかけた。
 戸口に寄りかかっていたウィリーが、ゆっくりと部屋にはいってきた。
「本を一冊減らそうぜ」とウィリーがいった。
 ウィリーはかがみこんで、まんなかの一冊を抜きとると、あとに下がった。
 ロープがますますぴんと張った。
 ウィリーもウーファーも懐中電灯をつけていたが、ルースは、懐中電灯のスイッチを切ってだらりと垂らしたままだった。
 メグの手首がロープにひっぱられてかなり赤くなっているのが分かった。背中がわずかに弓なりになっていた。半袖シャツがずり上がっている。メグは残りの二冊の上に、どうにか足の裏をつけて立っていた。ふくらはぎと太ももに、早くも力がこもっているのが分かった。つかの間爪先立ちになって手首にかかる力をやわらげたから、また足をおろした。
 ウィリーが懐中電灯を消した。
 その方が薄気味悪かった。
 メグは、かすかに揺れながら、黙って吊るされていた。


(中略)

「白状するチャンスを与えてやっちゃどうだい?そういう趣向だったんだろう?」とルース
「ダメだよ」とウーファー。「早すぎるよ。それじゃおもしろくないもん。もう一冊抜いちゃいなよ、ウィル」
 ウィリーはそうした。
 そしてついに、メグはさるぐつわの奥で、一度だけ、何やら声をあげた。とつぜん、息をするだけで苦しくなったせいで漏らした、小さなうめきの様な声だった。ブラウスは胸のすぐ下までずりあがり、腹が不規則なリズムで苦しげに波打って、胸郭が浮かびあがった。つかのま、頭ががっくりとのけぞり、それからまたもとにもどった。メグはきわどいバランスをたもっていた。からだがゆらゆらと揺れはじめた。
 顔に赤みがさしていた。筋肉が緊張していた。
 わたしたちは黙りこくったまま見つめていた。
 メグは美しかった。
 筋肉の緊張が増すにつれ、呼吸にともなって声帯から漏れる音がいっそう煩雑に聞こえるようになっていた。声を出さずにはいられないのだ。脚がふるえはじめた。まずふくらはぎが、つぎに太腿が。
 脇腹が汗の薄い膜でおおわれ、太腿が光った。
「裸にしちゃおうぜ」ドニーがいった。
 その言葉は、一瞬、つるされているメグのように、危ういバランスをたもちながら宙吊りになっていた。
 だしぬけに、私は自分が眩暈を起こしている事に気づいた。
「そうしよう」とウーファーがいった。
 メグも聞いていた。首を左右にふった。怒りと恨みと恐怖がこめられていた。さるぐつわの奥から声が聞こえた。いや。いや。やめて。

「隣の家の少女」J・ケッチャム作 扶桑社ミステリーより











 ちょっと動画をダウンロードするために、プレイヤーを立ち上げた時にそこに現れる広告リンク。今まで一度も踏んだ事ないし、気にもとめない
人生で、なぜ今日だけこのリンクを踏んでしまったのか。よりによって
結構今日は忙しい。疲れてるし、時間に追われてる。「隣りの家の少女」なんて変哲もない題名のリンクを、なぜ、わざわざ、踏んでしまったのか。

 勘というものは恐ろしいのである。(。・_・。)

 現れたのは少女監禁虐待映画の予告編でした。

 「苦痛とは何かを、知ったつもりになってないだろうか?」この文章で始まるこの映画の原作は、長い事劇薬小説の1位を保持してたらしい。
スティーブン・キングが絶賛する、伝説の名作。泣くではなく、吐ける事保証付き。orz
 ちょっとネットで検索すると、怖くてページをめくれない。ラストにもうめくるべきページが無い事にほっとした。不快指数マックス等など・・・読後感の後味の悪さは、素晴らしいものがあるようです。。。
 子供を虐めるのって、嫌いなんだよなぁ・・・。虐待ってSMとは、別モノだろう。。。。。。

 そう思いながらも、やっぱり読んでしまう私なのでした。

 この小説で一番怖いのは、虐待に加担する人達もなのですが、鬼畜の所業を目にしながら、集団の中にいるとこれってもしかして「正しい」?とか思ってしまう事なのでです。
 普通の12歳の男の子が、異様な事態のただ中で、自分の立場を保持しながら、右へも左へも働きかけ、おいしいものをかすめ取ろうとする本能とか。屈服しない少女を相手に、いたいけない9歳の妹を人質にとって、反抗をそぎ落として行く方法を学んでいく過程とか。

 しかし、もっと怖いのは、虐待について、深く深く沈思黙考すべきところで、萌える描写を探してしまう、SMヲタでありましょうか。分析しながらも、ほんとに吐き気がしてきたりw こだわりってどうしょうもないね。サディズムは、やっぱり、本質は「鬼畜」です。うん、間違いなく。


劇薬小説とは
書評
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    2009

09.24

抑えきれぬ情熱を騎士に



キャサリン・キングストン
立石ゆかり
ぶんか社
作者ホームページ

【あらすじ】レディ・ロザリンドは家族を惨殺され、自らも地下牢に閉じ込められていた。暗く狭い地下牢でいつしか死ぬのだろうか。諦めかけていた彼女の前に突然、騎士が現れた。ジェフリー卿は1000クラウンと引き替えに、彼女をここから救い出すという。ロザリンドは無一文ながら、逃げ出したい一心で条件を受け入れた。しかし、それが嘘だと知ると、ジェフリー卿は驚くべき提案をする。それは、彼に一夜の奉仕をすること、そして、城の規則である「鞭打ち」の罰を受けることだった―。中世を舞台に繰り広げられる、熱く甘いヒストリカル・ロマンスの傑作、日本初登場。

 ちょっとブログの感想を拾ってみましたところ『「鞭打ち」は3回、「スパンキング」が2回・・どう考えてもSMだよな・・・鞭打ちは刑罰としてまだ認める余地はあるけどさ・・・』『その上、何と処罰の為のムチ打ちが頻繁に登場・・・もしかしなくてもSMエロティカなのか、とか(爆)。』『
えええええ!!!????? ・・・・ソフトSMかよ?・・・・(;´Д`A ``` 』

 って、これは、多分、原書はスパンキング小説。日本には、このカテゴリはないから読んでる方も分からないけど、まあ、そのもの、そのまんまでありますな。(笑)しかし、それがヒストリカルロマンス小説の中に存在する事がすごいwww
 あまりの違和感にのけぞります。ヒーローが、Sだったら、もっと楽しかったんだろうけど、いまいちに、鞭打ちの楽しみ方が足りないぞ(笑)


 しかし、ジェフリー卿が手にしたカバノキの鞭の小枝がこすれ合う音を耳にした瞬間恐怖心以外のものはすべてどこかへ消えさった。ロザリンドは目を閉じ、全身をこわばらせた。いよいよむちで打たれるのだ。でも、私は勇敢に耐えてみせる。叫び声やうめき声をあげるつもりはないし、情けを請うようなこともしない。

 むちが空を切る音がし、ロザリンドの肌に当たって、鋭い音をたてた。打たれたショックを実感する間もなく、小枝に引っかかれた肌が焼けつくような痛みに襲われた。ロザリンドは自分を縛りつける紐が許す範囲で身をよじった。叩かれる痛みを覚悟してたとはいえ、臀部の中心から体中の神経や筋肉を通じて広がるこの焼けつくような痛みは、予想をはるかに越えていた。あれほど心に誓っていたにもかかわらず、ロザリンドはうめき声をあげた。燃えるような恐ろしいほど強烈は痛みだった。十フリー卿は本当に手加減してくれたのだろうか。

 まだ十一回も残っている。もうだめだわ。十二回まで打たれる前に、痛さの歳で死んでしまう。

 焼けつくような痛みがいくらか治まって、むずむずした痛み変わった頃、再び嫌な音がして、鞭が繰り出された。前回よりも強烈さがまし、臀部全体に食い込むような痛みが広がった。縛りつけられてみうごきができないまま、ロザリンドは激しくもがいた。焼けるような痛みに備えて緊張させていた口から、低くか細い喘ぎ声がもれた。

 カバノキの鞭は、三度四度とロザリンドの臀部に炎のような赤い線を焼きつけた。ジェフリー卿は一回鞭を振り下ろした後、ロザリンドの痛みが高まって頂点を迎え、やがて痛みが始まるのを待ってから、次をふりおろす。三度目の鞭を受けて、ロザリンドは再びうめき声をあげ身体を上下させて痛みに耐えた。しかし、四度目はあまりの痛さに小さな悲鳴をあげ。くちにするつもりのなかった嘆願の言葉をついっ口に出してしまった。「お願いです。もう耐えられません。これ以上は無理です。やめてください。もう二度と嘘はつきません。約束します。本当です。「嘆願の言葉は甲高い悲鳴に取って代わった。再び鞭が振り下ろされたからだ。これまでよりも低い所に鞭が当てられ、小枝は太腿の上部を傷つけた。

 ロザリンドは、嗚咽し、うめいた。両手で長椅子の脚を力いっぱい握りしめる。痛みに耐えかねて身体をそらしても腰に渡された紐に占め疲れるばかりだった。(略)

 


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    2009

08.22

ジャックと七人の艶婦たち



「ジャックと七人の艶婦たち 」
作者:不詳
訳:中村康治訳
「ジャックと七人の艶婦たち 」
富士見ロマン文庫
1982初版
カバー:金子國義
イラスト:荒井悟

 快楽の部屋で滑車と縄と羽根と鞭の犠牲になった女性たちのひとり、モリー・バッシュは、友人のジュリアン・デントンを連れてジャックの部屋へ戻ってきた。自分を恨んでいるのではと思っていたジャックは驚くが、モリーは、もう一度自分を、そして、その友人であるジュリアに同じ事をして欲しいと願って。
 わたしは、恥ずべき男の犠牲者として抵抗するモリーを質にとり、ジュリアに罠を仕掛けて行く。

 アリスと結婚したわたしは、よき理解者にして協力者、それでいて、嫉妬深くサディスティックで、レスボスの喜びを覚えた妻を快楽のパートナーとして得ることが出来た。そして、ともに快楽を分けあう女性たちを・・・。






 私はデスクのほうに行き、羽とピンセットを置くと、銀のペーパー・ナイフを取り上げ、モリーのところに戻った。左手の親指と人さし指にそのナイフの先をはさみ、右の親指と人さし指広い柄を曲げ、モリーの右の乳房の下側を狙って、右手の指をはなした。小さく鋭い音が鳴った。その裸の乳房の白い肌に赤い斑点が鮮やかに現われ、と同時に、モリーは体を縮こめるように後ろへ引いた。
 「うう・・・お、オオッ!お願い、痛い、ちぎれそう、そこはやめて、頼みますから!」
 わたしはかまわず、もう一方の乳房をペーパー・ナイフで打った。平べったい広い柄の部分が乳暈の真下に当たった。
 「おう・・・!やめて!」モリーは金切り声をあげ、身体を激しく後方に突き出した。彼女の裸の乳房が踊るように跳ねた。わたしは続けて、その左の乳房をペーパー・ナイフで打った。豊かな白い肌をした外側の球面と二つの半球の谷間の側の球面を打った。モリーは頭をのけぞらせ、目を白黒させ、口を大きく開けて喘がせ、なんとか打たれるのを逃れようと腰をねじり、上半身を揺すった。
 「このほうがピンセットよりもはるかに官能的な音がする、そうは思いませんか、モリー?」わたしは辛辣に聞いた。
 「おおーああー、もう…もう…音なんかじゃありません、もう痛くて死にそう、あなたはわたしを殺すおつもりなんですわ!」(中略)

 「さあ続けるとするか」わたしがそういってペーパー・ナイフをかまえると、モリーは恐怖の目で私を見つめ、体を揺すりはじめた。腰のほうはかなり大きく振ることはできても、上半身は両手を吊り上げられているので思うに任せないようだった。しかし、わたしにとっては好都合だった。わたしが狙いをつけるところをほとんど正確に打つことができるからだ。
 わたしがいちばん興奮し、刺激を受けたのが、彼女の乳首をまともに打ったときだ。乳首がぺしゃんこになり、愛らしい真紅の乳暈はへこみ、それからはじかれたように、また跳ね出して来る。
 モリーは今は目から涙を溢れさせ、むせび泣きながら、もう堪忍して欲しいと哀願した。しかし、まだ屈しようとはしない。乳首がもっとも敏感であることがわかったので、わたしは乳首を集中的に攻める事にした。モリーの傍近くに寄り、片方の乳房を軽く左手で掬うようにして持ち上げ、右手にペーパー・ナイフの先を持って柄の部分で今は赤く膨らんだ乳首を小さく鋭く打った。
 モリーは自由にならない体を精いっぱい必死にぶるぶるふるわせ、痛みに耐えようとした。まるで、モリーは本気でとことんまで、わたしに反抗し、耐えられるかぎり耐えようとしているようだった。しかし、それも時間の問題であるのは明白だった。
 「おお・・・・、おーっ、もうこれ以上、がまんできない!どうすれば、やめてくださるの、おっしゃって、お願い!」



 物語は、めでたしめでたしで、終息しようとしています。次々と凌辱されたはずの女性たちはみな、和気あいあいとジャックのハレム一員となって、アリスの気まぐれな、責めをも、引き受けなくてはなりません。

 最後の巻から、引用したこのシーンは、第二巻で、母親とともに凌辱を受けた、モリー・バッシュが、何も知らないジュリアの前で、ジャックに再び責めさいなまれるシーン。
 「ズロースをおろしてください。」と頼むように強要されるモリーです。ほんとうは、自ら、この場を仕組んだモリーなのですから、いずれは裸になり、ジャックのモノになることは承知の上の芝居なのですが、とことん抵抗し、羽根の愛撫に耐え、痛みを耐えて、恥ずかしい言葉を口に出さないと言いはります。
 二度目の快楽の部屋とは言っても、何をされるのか分からない不安、そして、縛られて思うようにならない身体に加えられる気の狂うような愛撫と痛み。
 それが欲しくてやってきたモリーは、その苦しみを味わいつくそうとして、頑として白旗を上げません。この矛盾した状況を作りあげる舞台立てと、矛盾した感情を見せる女性が、SM小説の味わいどころだと思います。
 あっさりと宗旨変えをして、人生を楽しんでるアリスがコケティシュッなSの魅力を振りまいているように、最初は母親に言いなりになってる箱入り娘だったモリーの、Mでこその魅力はなかなかのものであります。

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    2009

08.21

背徳の仮面



「背徳の仮面」
作者:不詳
訳:行方未知
富士見ロマン文庫
1981初版
カバー:金子國義

 アリスへの求婚をことごと邪魔してきたアリスの姉マリオン。ジャックは、彼女を快楽の部屋に導き入れる機会を手中にした。いつもの手続きと、いつもの愁嘆場の後で、わたしはマリオンの理解と愛情を手に入れる事になる。
 マリオンにも、頑なになる辛い理由があった。思いもかけず失敗に至った結婚生活。その要因のひとつである手に負えない小間使いケイを、ジャックは、従順な使用人になるべく、快楽の部屋へ呼び込むことにした。
 手首を縛られ、両手を吊るされた娘は服をはぎ取られ、主人の枝鞭をたっぷりとそのお尻にうけることになる・・・・。



 「あああ!ほんとうです。約束します。自分の立場をわきまえます。誓ってもいいんです、奥様。だから打つのだけはやめて。もうこれ以上我慢できないーできないんです!ジャックさん、奥様をとめてくださいーわたし、いい娘になりますーもう二度と怒らせるようなことはしませんから、わかってください、おねがいです!」
 「この娘は十分罰を受けたんじゃないかな、マリオン」わたしは仲裁に入った。「きみも息切れがしているようだし、顔もほてってるよ。そこの居心地のいい椅子に座って、少し休んだらどう?」
 マリオンは喜びに溢れた長い吐息をつき、鞭をわたしに手渡した。黒味勝ちの碧い瞳に光潤んだ輝きや濡れた赤い唇のわななき、あるいは堂々とした、胸乳の喘ぐ様子から判断するに、鞭を揮う立場を存分に楽しんだことは明らかだった。
 「この娘をおろして解放してやるつもり、ジャック?」椅子に腰をおろしながら、マリオンが訪ねた。縛りあげられた小間使いの右側に引き寄せた椅子に座っていると、囚人の前も後ろも両方が見える位置になる。
 「まさか、そんなことはしないさ」わたしの返事だった。「この生意気な娘にきみはもう充分つけを返してもらっただろうけど、ぼくの分はまだだからね」
 言葉とともに、身体をひるがえし、胆をつぶした赤毛へと面とむき直った。自分を責め苛む恐ろしい道具がわたしの右手にしっかり握られているのを目にすると、哀れな泣き声を貼りあげる。
「まさか、また鞭で打つんではないでしょうね?お詫びします、わたし本心から誤りますーだから、許して。堪忍してください。我慢も限度なんです!」
「いやいや、そうでもないだろう」皮肉をこめていいかえした。「ぼくとしてはおまえの横着な後ろ側を打つつもりはないんだ。まだ触れてない部分が残っているし、罰を加えるには有り余る領域がひろがっているわけだからね」
 そういいながら、わたしは鞭を伸ばし、むき出しになった太腿の上部を軽く叩いてやった。若い女性の証である宮殿を築いていた。
 ケイはまるで信じられないという表情で、鞭を見おろしていた。が、やがて狂ったように身を退き、顔をのけぞらせてわめいた。「なんていうことをーまさかそこを打つんではないでしょうね?許してちょうだい、おねがいです、勘弁してください!」
 「おまえの願いは罰が終わった後でききいれることにしよう。将来、行いがよくなるという約束が保証されてからのことだ。」私の答えはこれだけだった。
 腕を引くと、しなやかな鞭を軽く放った。ねらいはケイの太腿。動揺し、緊張した、柔らかなつけ根の部分だった。ひと振りのお返しに、ケイは身体をねじって、腰を引き、耳ざわりな金切り声をあげた。「いたい!ひどいわ、そんなところをー後ろよりもいたいのよ、すごくいたいのーああ、ジャックさん、やさしくしてください、許してくださいーわたし、耐えきれない」
 「しかしね、おまえは、僕が満足するまで耐えなければならないんだ」ほくそ笑みながらいった。そしてふたたび靴下の上あたりに振り下ろし、ケイがもだえ、身をちぢませるさまを見やった。苦悶のために大きく見開かれた彼女の眼には涙が溢れ、やがて頬を伝って流れ落ちた。
「咲は進む前に靴下をおろしたほうがいいかな。太ももを打つ鞭のじゃまっけだからね」」(中略)

「いやよーおねがい、もういや!これ以上こらえきれない!あなたの慈悲を乞うにはわたしなにをすればいいの?奥様の前でちかうわ、心の底から誓う、二度と無礼なことはしません!許して下さい、わたしを放してください」ケイは口走っていた。
 わたしは少し後退して距離をとった。枝鞭をのばすぃ、しなやかな尖端をけいの左足膝頭のやや上部。それも内側にむけて払った。

「この部分がどれだけ感じやすいか試してみようじゃないか」声高に注意を促しておいて、手を後ろに引き、空を着る一撃を放った。鞭の切っ先が太腿の低い後部に当った。
「いたいー我慢できない、ひどいわ!ジャックさん堪忍して。お尻と同じくらい痛いの!」ケイは泣きわめいた。
 「尻と同じくらいと聞くと勇気が湧くな」皮肉をこめて返答した。「後ろ側を打たれて、ちょっとしたひっかき傷なのに、まるで切れぎれにされたみたいないい方だったもの。おまえの身体はどこもここも皮が厚いとしかいいようがないぞ」そういいながら、もう片方のひきつった、滑らかな足をつつき、器用に鞭を揮って弄んだ。おかげでケイは狂ったように身体を揺らし、あちこちと悶え苦しんだ。両の乳房がえもいえぬ姿で揺れ動き、戦く唇からは金切声が洩れていた。
 「今より少し上の部分はもっと効果てきめんなんだ」そういいつつ、左太腿の内側、ちょうど中くらいの位置にわたしは枝鞭の先を押し付けた。
 ケイは鞭を見おろし、激しく慄えていた。足の筋肉は両脚を閉じようといたずらにあがき、ひどくたわんでいた。
 「じゃっくさん、たのみますからそこはやめてーわたし死ぬわーわたしを殺すつもり!おねがいします、後生です、伏して慈悲を請います、わたしを容赦して、許してください。あなたの命令ならなんでもききます、誓っていうとおりにします、だからそのおそろしい鞭だけは下に置いて!」
 「罰を充分に受けた後だったらそうしてもいいがね。そのまえには絶対にだめだ。身を堅くして、受けるべき仕打ちに耐える心がまえをしておくことだな」わたしはそういい放った。
 



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 第三巻です♪

 この本の中でジャックが彼女たちに行うあらゆる責め苦の理由はなんだでしょうね。それは、女が「生意気な態度をとって、従順ではなかった。」と、云う、その事に集約されています。そして、そうなるのは、彼女達が性的に押さえつけられて、人生を楽しめていないことから起こる・・・と。(^▽^;)
 随分、身勝手で、都合のいい理屈だけれど、関わっている女性がみな納得して「お楽しみ」を見つけ、いそいそとジャックの元に集まっているのですからおっけーなのであろう。w

 ただ、さすがに身分制度のしっかりしたイギリス。ジャックの女性に対する扱いは貴婦人と使用人(小間使い)ではしっかり分かれています。
 まず、使う鞭が違う。貴婦人に対しては、柔らかく決して「痕の残らない」(ほんとーかいな)そのために作られた乗馬鞭を使うし、打つ回数も少ない。罰を与える事だけでなく、鞭打ちによって、性的興奮を呼び覚まそうとします。
 それに対して、使用人には、枝鞭や樺鞭のように、最初から実際に懲罰に使われている鞭を使用し、容赦なくしっかりと打ちすえています。
 その裏に、支配する者による鞭の懲罰が許されていた文化があるのかもしれません。
 ぎゃあぎゃあと、うるさく、抵抗する小間使いたちが、少しづつ、少しづつ、変化して行くその様によって、コントロールすると云う楽しみを伝えている物語だと思います。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ

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    2009

08.20

快楽の生贄たち




「快楽の生贄たち」(閉ざされた部屋続篇)
作者:不詳
訳:生方未知訳
富士見ロマン文庫
1979初
カバー:金子國義

解説:処女アリスが陵辱されてから四ヶ月が過ぎ、再び物語りは始まろうとしていた。貞淑なアリスの体にひそかに眠り続けていた好色な欲望がめざめ、わたしとの仲を深く 親密なものにした。わたしとアリスは共謀し、小間使いのファニーを手始めに、若い寡婦、母娘ととどまるところを知らぬように果てしない性の密儀へ誘いこん でいった。肉体に宿る悪魔はやがて女たちを苛虐者へと変えていく…。



 「お願い、お嬢様、わたしを裸にしないでください!」悲鳴をあげるファニーは、肌着のままでいたいと望んでいるようであったし、今まさに全裸を曝されようとしている突然の通告をちり毛だつ衝撃と共に受け取らざるを得なかったのだ。「ああ。あなた、後生ですから、やめさせて」座席を彼女の直前にしつらえていたわたしを見て懇願しながら、彼女は大声をたてた。同時にアリスの指が、僅かばかりの肌着を身体にとどめていた吊り紐の留め具を今はずしにかかったのも気づいたのである。「アリスお嬢さま!・・・アリスお嬢様!やめてください!-・・・おねがいです、やめて」肌着が身体を伝い、足許までずり落ちるの感じ、最後に残ったただひとつの覆いもいずれそうなることを知るや、困惑の極に達したファニーは金切り声で叫んでいた。身動きできぬよう腕の固定されたロープを彼女は支離滅裂、気が狂ったように引っ張る。さかんにうち震えるその指は、思わず彼女の心の苦悶を物語っていた。
 「静かに、ファニー、落ちつくのよ!」残りの肌着を脱がせにかかる時、虚しく抗う小間使いへアリスは呼びかけた。その眼は欲情に満ちた残酷さに光り輝いていた。「さあ、ジャック、今だわ!」予告するように言っておいて、ことのなりゆきをよく見きわめようと一歩後ろに退がりながら、最後の作業へ進んだのだった!残りの下着がはぎ落とされ、ついにファニーは全裸で立ちつくしていた!
 「ああ、ああ!」恥ずかしさの余り、深紅に染まりながら、泣き叫ぶ。顔面を胸元にうつ向けて視線を避けたが、その胸も興奮に荒々しく波打っていた。





 わたしはついとその傍らを離れ、今度はブラント夫人の側へ行き、その秘部を調べるために膝を屈したのである。「おお、ジャックさん!見ないで!後生ですから、そこを見ないで」こうして男性の眼から自分の秘部がゆっくり観察されることを思うと、羞恥の苦悶に襲われるのだろう、夫人はそう叫ぶと―片足で身を支え、もう一歩の太腿を鼠踁部に添わせ、私の邪魔を計った。
 「その足を降ろしなさい、コニー」厳しくわたしは命じた。
 「いやです。いや」彼女は喚く。「見てもらいたくないの!」
 「もらいたくない?」そう言っておいて、彼女の両側に立って支柱の礎の蔭から、わたしは二本の頑丈な革紐を手繰りだし、彼女の足首に盛んに蹴るのも厭わず縛りつけた。そして装置を作動させる。無情にも両足は左右に引かれて離れてゆき、突きさすような悲鳴が夫人の口から迸るー虚しい抵抗や狂ったような争いを重ねたにもかかわらず、やがて夫人は逆Y字型に立ちつくし、その秘部を露わに開陳するはめになった。
 「もらいたくない?」残忍な勝利の笑みを浮かべて、わたしは同じ言葉をくりかえした。ついで、哀れっぽく抗うのも無視して、夫人に目隠しを施した。さあ、後はそっと静かにアリスを解き放ち、ファニーにこちらへ来るように合図を送るだけでいい。ファニーは指示どおり全裸のまま、おっとり刀で私とアリスの団欒に加わった。かくしてわたしたち三人はコニーの前面に跪く(私はいずれも腕をまわして二人の女性の間にはさまっていた)。そして顔を寄せ合い、夫人の秘密の部分を喜びに満ちて検分したのである。




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 「閉ざされた部屋」で、あれほどの淑女ぶりを披露し、ひとつ行為が進むたびに、大変な抵抗と羞恥と屈辱を露わに泣きむせんでいたアリス。第二巻で、アリスはすっかり変身して、小悪魔のように、女性を捉え服を剥ぎ、快楽の責め苦をを与える行為を楽しみはじめます。
 それだけでなく、アリスと同じように、そうして、引きずりこまれた女性は、すべてが終わると、素晴らしい喜びを与えてくれた私やアリスと打ち解けて、同じように性を楽しむ女性に様変わりを見せるのです。
 これが、ヴィクトリア朝の文化と云うものかもしれません。というヴィクトリア朝的という用語は、非常に厳しいがしばしば偽善的な道徳的基準、などといった幅広い意味合いを持っています。この頃、結婚が決まった男女は、二人きりで同じ部屋にいる事を許されず、必ず年上の女性が付き添う事になっていました。結婚するまで身持ちを堅く、男性と交渉を持つなんてもっての外。なのに、結婚した途端に、夫の前で全裸でいる事に抵抗を感じません。

 この辺が、よく分からない(^▽^;)

 私の読んでる本がいけないんでしょうかね。(^▽^;)

 まあ、とりあえず、次々に新しい女を凌辱しながら、お仲間に加えて行くジャックは多頭Sの理想的状況を甘受している様子です。(笑)

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    2009

08.19

閉ざされた部屋・2

 第2巻「快楽の生贄たち」へ、進む前にちょっとヲタなおまけを書かせてください。w

 ご紹介した「閉ざされた部屋」は行方未知という方の訳で出版されていますが、実は、何人か別の和訳がございます。で、その訳者のひとりが、大御所千草忠夫先生なのであります。



 題名は「甘美なる降伏」となっております。『千草忠夫選集2』所収,KKベストセラーズ,1998年に入ってるのです。
 こんなヲタな情報は、もっとヲタな方のHPに載っています。それは「ちぐさ文学館」千草先生の小説の情報がものすごく詳しく分析されてるホームページなのです。

 ちょっと和訳を比べてみましょう。


 だが、恥部に羽根が触れるや否や、その頭は苦悶の余りか後ろへなげやられ、声を限りに悲鳴を立てながら、あられもなく全身をよじり、引きつらせたのだった。苦悶にみちた哀願には眼もくれず、さらにわたしは割れ目に添って下のほうへと動きをやめない。時には端から端までくまなく羽根を滑らせ、時には窮穴そのものを外側だけでなく内側までもくすぐり、できうる限りに巧緻を尽くしてくすぐりつづけた。むろんそれだけではない、敏感なその周りへ羽根の先を這わせ、触れるか触れなんばかりにして刺激を与えたのだ。巧妙なわたしの操作はやがてその効果を現わした。まずアリス閉ざされた門がふくらみ、少しばかり間隙を拡げ、さらに羽根をその狭間に招き入れでもするようにー事実そうなったのだがー前にも増して開いた。




 羽根が触れるか触れないうちに、アリスは苦悶に刺し貫かれたように、ピクッと頭をのけぞらせ、あらん限りの声を絞って悲鳴をあげた。たおやかな裸身が恐ろしく硬直してねじくれ、ぶるぶる痙攣した。
 私は触れるか触れないくらいに羽根を保って焦らしながら、線にそってまんべんなく移動させた。
 効果はてきめんだった。まず唇が充血してふくれだしたかと思うと、わずかに口を開き、やがて羽根の侵入をいざなうように、美しく濡れた襞をのぞかせて更に開いたのである。




 鞭を手にして、再び彼女のほうへ向いた。すぐさま自分の運命を察知したのであろう、身をふり解こうと激しくもがきながら、慈悲を求めて悲痛な叫び声をたてた。むろんあわれみを乞う言葉にはみみもかさない。彼女の尻を自由にできる位置に立ち、おもむろに肉づきの豊かな部分に真一文字、鞭を打ちおろした。
 恐怖に凍った叫喚が口をついて迸った!時をおかず、さらにわたしは次から次へと鞭をふるったのである。アリスはもうただ痛みに堪えかねて泣き叫び、あれほどきつく縛りつけられているのに、信じがたいほどの動きを見せてのたうった。他人の話で鞭をふるう歓びを知らないではなかったが、その実際があれほどありありと思い描いていた予想をいかにはるかに超していたか思い知ったのだ!しかも鞭打つ裸の娘は他ならぬアリスである。私の欲情の対象、かつてわたしを袖にした娘、今まさに凌辱しようとする女の子以外の誰でもない!




 私が鞭を手にしてもどると、アリスはすぐに自分の運命を悟って、大きな声で哀れみを乞うた。哀れっぽくゆがめた顔に涙を流し、どんなに私の眼を楽しませるかも知らずに、尻をめちゃくちゃに振りたてた。
 鞭をしごきながら、私は下手からアリスの背部を見渡せる位置に立った。
「お、おねがいぃ……鞭でぶつのは、かんにんしてッ」
 狂ったようにのたうつのを見降ろしながら、私は最も肉付きの良い場所を一文字に横切るように、ひと打ちくれてやった。
 アリスは恐ろしい悲鳴をあげて、背筋をギュッとしなわせた。尻たぼがヒクッとすくみあがり、内股が痙攣する。その苦痛の反応がおさまらないうちに、私はやつぎ早に二撃三撃と打ち据えた。
「あ、やめてッ……ヒッ……」
 鋭い悲鳴をあげながら、アリスは固い○束を振り切らんばかりに悶え狂う。その華麗としか言いようのない悶えぶりは、これまで聞いたり読んだりして想像していた悶えをはるかにしのいだ。しかも私が鞭打っている女はほかならないアリスなのだ。私の求愛を冷たくしりぞけた女であり、これから完膚ないまでに犯してやろうとしている女なのだ!



もっと詳しく知りたい人は・・・・
甘美なる降伏
↓あまりの詳しさに驚きたい人は・・・



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    2009

08.19

閉ざされた部屋





「閉ざされた部屋」(A Man with a Maid)
作者:不詳
訳:生方未知訳
富士見ロマン文庫
1978初版
カバー金子國義
イラスト片山健

 小学生の時に漫画で開眼した私にとって、SMらしきものに触れられるのは、自分が手に取れる範囲の本や漫画と云うメディアの中だけでした。もちろん子供ですから、本屋に行ってそれらしきものを探すと言っても、文庫本の所をうろうろするくらいです。
 中学生の頃「悪徳の栄え」「一万一千本の鞭」「0嬢の物語」「風俗歴史事典」を読んだのを覚えています。全然、萌えませんでしたね。(笑)お気に入りだったのは「イマージュ」。それから、スパンキングに初めて出会った「わが愛しの妖精フランク」も、その頃に読みました。あと、ヴィクトリア朝の官能小説全4部作が、なかなか気に入っていたんだけど、引っ越しした時に、全部処分してしまった。。。。
 で、後からいくら思い出そうとしても、題名が思い出せない。どうして思い出せないんだろう。あの時は、いまいちと思ってた、あからさまな「やめて、よして、許して」も、「眠り姫」と同じように、今読んだら、結構、違う意味に気がつくかもしれないのに。。。
 ずっとずっと、残念に思ってたところ、ひょんなことから見つけました。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ

 第一巻は、「閉ざされた部屋」

 わたしの心をもてあそんだアリスに、わたしは、身体をもてあそんでお返しをする事にします。彼女の両手を電動式索綱滑車に繋いだロープで縛って二本の柱の間に吊るし、彼女の身体をまさぐります。
 服を切り裂き、肌を露わにし、愛撫して、羽根でくすぐり、椅子に縛りつけて鞭で打ち、コールドクリームを使って後を、そして、前も。責めたてて、最後には全てを自分の物にしてしまう・・・。これは、そんな物語です。





 彼女が中味を見れるように、箱を差し出しておいて、蓋を開けた。一ダースほどもあろうか、長い先のとがった羽根が入っていた。一瞬にして彼女は自らの運命を推し量った。すなわちその羽で秘部をくすぐられようとしているのだ。恐怖の余り、頭部をのけぞらせて叫ぶ。「ああ、おねがい!それだけはやめて、ジャック!・・・それだけは!わたしを殺してしまうわ!耐え切れないの!」残忍な眼つきをしてわたしは笑いを浮かべ、一本の羽根をつまみ上げる。たちまちアリスは気でも狂ったみたいに留め具を強く引き、逆上したように許しを求めて泣きわめいた。
 「さあ、落ちついて!落ちついて、アリス!」まるで暴れ馬に話しかける具合、わたしはなだめるように言った。そして動悸の激しい乳房へ羽根の尖端を触れる。
 「ジャック、やめて!」そう叫ぶと、背後の柱に荒々しく身を押しつけて避けようとする。気も狂わんばかりにくすぐられる拷問を逃れる無駄な努力だった。答えはただひとつ、羽根の尖端を輝かしい乳房の底辺に添って滑らせ、あちらこちらと軽やかにその肌を撫で、あげく処女の乳首をくすぐったりした。前にも増して悲鳴をあげたアリスは、留め具の許す限りに身をふりしぼって、発作的にもがき始めた。悪魔の巧緻さを想わせるこの責め苦が彼女に与えた効果のほどは、突然その乳房が堅くなり、張りつめるように硬直したことでも明らかだった。(中略)

 注意怠りなく動作を調整しながら、まず羽根の尖端をアリスの谷間の下方に当てがった。そして珊瑚色した繊細なあたりを、とりわけ静かに優しく上から下へ、下から上へ愛撫し始めた。アリスの顔は胸元へうなだれていた。わたしの動きを見ることができて、考えてみるとそのほうがいい。だが、恥部に羽根が触れるや否や、その頭は苦悶の余りか後ろへなげやられ、声を限りに悲鳴を立てながら、あられもなく全身をよじり、引きつらせたのだった。苦悶にみちた哀願には眼もくれず、さらにわたしは割れ目に添って下のほうへと動きをやめない。時には端から端までくまなく羽根を滑らせ、時には窮穴そのものを外側だけでなく内側までもくすぐり、できうる限りに巧緻を尽くしてくすぐりつづけた。むろんそれだけではない、敏感なその周りへ羽根の先を這わせ、触れるか触れなんばかりにして刺激を与えたのだ。巧妙なわたしの操作はやがてその効果を現わした。まずアリス閉ざされた門がふくらみ、少しばかり間隙を拡げ、さらに羽根をその狭間に招き入れでもするようにー事実そうなったのだがー前にも増して開いた。



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 鞭を手にして、再び彼女のほうへ向いた。すぐさま自分の運命を察知したのであろう、身をふり解こうと激しくもがきながら、慈悲を求めて悲痛な叫び声をたてた。むろんあわれみを乞う言葉にはみみもかさない。彼女の尻を自由にできる位置に立ち、おもむろに肉づきの豊かな部分に真一文字、鞭を打ちおろした。
 恐怖に凍った叫喚が口をついて迸った!時をおかず、さらにわたしは次から次へと鞭をふるったのである。アリスはもうただ痛みに堪えかねて泣き叫び、あれほどきつく縛りつけられているのに、信じがたいほどの動きを見せてのたうった。わたしはこれまで一度といえど女の子に鞭を使ったことはない。ただ本や他人の話で鞭をふるう歓びを知らないではなかったが、その実際があれほどありありと思い描いていた予想をいかにはるかに超していたか思い知ったのだ!しかも鞭打つ裸の娘は他ならぬアリスである。私の欲情の対象、かつてわたしを袖にした娘、今まさに凌辱しようとする女の子以外の誰でもない!狂気に気も狂わんばかり、苦痛に満ちた悲鳴も叫び声も耳に入らなかった。残酷なまでに細心の注意を払って、臀部の一番柔らかな部分を選んで鞭を打ち、時には甘美な肉のふくらみの一方をねらい、次いでもう一方、あるいは両方横一文字と打ちおろす。大きく開いた太腿の傷つきやすい内側を打ちさえした。彼女の口をつく叫び声は、欲情にとり乱したわたしの耳にはさながら音楽であった。もがき、よじるアリスの姿態、腰から尻の煽るような揺れ動きは、私の眼を虜にした。






(画像は作品とは、直接関係ありませんw)

 この本は、現在絶版になってるので、古本市場で探すしかないのですが、アマゾンで比較的簡単に見つかりました。富士見ロマン文庫は、一部のマニアの間で非常に人気があるみたいです。それは、この表紙のせいです。金子國義氏の不思議なイラストを集めるためだけにに、このシリーズを買う人が多いのです。(^▽^;)

↓金子先生のHPへはこちらから



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    2009

06.16

魔道士の掟



「真実の剣」シリーズ第1部 (ハヤカワ文庫FT)
 テリー グッドカインド著

 「真実の剣」をさずけられ、「探究者」に任命されたリチャードは、人々を救うため、父の復讐のため、あくの魔王ラールを破滅させるために、旅を始める・・・。

 健全な戦うファンタジーのヒーローであるリチャードくんの物語なのですが、どういう訳か、設定はめちゃ妖しい物が多いのです。ノーマルな人が読んでても、気がつかないような展開なんだけど…、これ、いいのか、と思うほどにサディズムがいっぱい。あまりエロくないのが難点ですけど。w
 これって多分、リチャードくんのキャラのせいだよね。w
 ちなみにアジエルって言うのは、モルドシスの使う拷問用の道具で、魔法の棒です。触れるだけで相手に恐ろしい痛みを与え、血を流させ、火傷をさせ、殺すこともできます。


「でもどうして今、アジエルを使わなければならないんです。」
 ディーナは笑った。「それはおまえに学んでほしいからよ。わたしにはやりたいことは何でもできて、それを止める術はおまえにはないということをね。おまえはまったく無力で、わずかでも苦痛の無い時間を楽しむ事ができるのは、わたしがそうすることを選んだときだけだということを、学ばなければならないわ。おまえ自身が選んだのではなくね」
 
 手首の鎖でぶら下がったリチャードは、なんとか恐怖を抑えようとした。自分の体重で鉄の帯が手首に食いこんだ。彼女を止める術がないことはもうわかっていたが、これはまた別だった。無力感が増幅され、反撃する術はないということが、いっそうひしひしと感じられた。
 ディーナが手袋をはめ、アジエルで手のひらを軽く叩いて彼の不安を長引かせながら、何度か周囲をまわった。

 アジエルに触られているのがどんなものかはわかっていた。もうこれ以上教えてもらう必要はない。彼女はただ、彼のプライドを、自尊心を奪い去るためにこんなことをしているのだ。彼を征服するために。
 ディーナはまわりを歩きつづけながら、アジエルで何度か軽く彼の胸を叩いた。触れるたびに、それは短剣で刺されるような痛みをもたらした。そのたびにリチャードは苦痛に悲鳴をあげ、鎖にぶらさがったまま、身をよじった。それでもまだ、はじまってさえいないのだ。初日はまだ終わっておらず、これからさらに多くの責めクが襲うだろう。彼は自分の無力さに涙を流した。

 ときにディーナは彼の後ろに立ち、警戒がゆるむのを待って触れた。それに飽きると彼にめをつぶらせたまま、それを押し付けたり、胸の上を引きずったりしながら歩きまわった。
 うまくフェイントをかけて彼に痛みがくると思わせ、身構えさせる事に成功すると、ディーナは声をあげて笑った。一度、特別鋭い突きに彼が思わず目を開けると、彼女は、それを口実に手袋をつかった。そして、命じられていないのに目を開いた事に、許しを請わせた。手枷が食いこんだ手首からは、血がながれていた。手枷に体重をかけないよう背のびを続けるのは不可能だった。

 ディーナが彼女自身についていったことは正しかった。彼女は自分のしている事に決して疲れも、飽きもしなかった。絶えず魅了され、楽しみ、満足感を味わいつづけているようだった。リチャードを痛めつけているとき以上に彼女が幸せそうに見えるのは、彼がやめてくれと懇願するときだけだった。リチャードはできるものならもっと懇願して、彼女を幸せにしていただろうが、口をきくことがほとんどできなかった。呼吸をすることさえ手に余るような状態だったのだ。



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    2008

01.11

秘性

↓クリックするとそのブログへ



 『秘性【ひせい】』の編集人を務めている升之利さんのブログです。さやか、この雑誌に海外サイトの紹介を書かせていただきました。サイトの画像を選んでページへリンクさせて編集部に渡すんですけど、自分が選んだとのは違う画像がチョイスされてる事が多くって、男性の視点は全然違うんだなぁ…などと感心いたしました。
 まだ、始まったばかりなのですが、今後の展開に期待しています♪
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    2007

09.06

スパンキング倶楽部


9月15日発売です



人形のようにに、アマゾンへのリンクを貼りました。m( __ __ )m


買うの・・・ちょっち恥かし
(〃∇〃) てれっ☆



「おしおき倶楽部をリニューアルして新しい季刊誌を出すので、そこに海外のスパンキングサイトの紹介を書いてみませんか?」
 「BDSM-TOKYO」
の魁さんからお話しをいただいたのは、今年の4月だったでしょうか。
 ネットを徘徊し始めた頃から「魁の陋屋」にせっせと通っていたさやかは、ブログに魁さんからコメントをいただいた時には、嬉しかったなぁ。例えて言うならば、有名人にサインをもらったような気分。(笑)魁さまとか、書いちゃって「それは、やめてください。」とか、たしなめられたりして。(⌒▽⌒) ケラケラ
 「せっかくの機会だから、一生懸命やってみよう。」そう思ったんです。だって、このブログのおかげで、さやかはたくさんの幸せをもらいました。そして、その結果にやってきたチャンスですもんね♪
 製作は、三和出版さんをメインにキューティースパンキー代表ムーアさんと魁さんで勧められました。ちょっち、書かせていただいたさやかも、出来上がるの待っていたんですよー。どんな雑誌になってるのかすごく楽しみ♪(いや、でも、一冊の雑誌を作るのって思っていたよりもずーっと大変なんですね。)
 でも、そのおかげで、「BDSM-TOKYO」の画像の転載の許可を戴いたんです。これはすごーくありがたかった。キャッ(^^*))((*^^) キャッ

 ・・・・しかし、これ、どこで買えばいいんだぁ?それだけが、悩みのタネだったりして。


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    2007

07.29

スローセックス実践入門

スローセックス実践入門
真実の愛を育むために
アダム徳永 (著) / 講談社(新書)




 「彼氏に読んでもらいたい本 №1です」
という帯のあおりに騙されたと思って、読んでみてはいかがでしょうか。
 本の中に前戯15分挿入5分のセックスというデーターが出てきますが、これが本当だったら、セックスレスが日本に蔓延するのも無理は無いと思うんです。セックスのための回路がきちんと成熟した女性でもこれじゃ「いく」のは困難だと思います。
 いただいたコメントを読んでいる時に、SM行為がサディストでもなくマゾヒストでも無いノーマルな人達にも興味をもたれているのは、「ほんとにいってみたい。」という、女性の願いがあるんじゃないかと思うことがあります。
 結構、ふむふむとうなずける事がいっぱい書いてありますよー♪本屋でこんな本、とても買えないという方は、著者のホームページを覗いてみてください。「アダムのコラム」の所を読むだけでも、結構参考になります。
 ノウハウを修得するんじゃなくて、AVだけを教科書にするんじゃなくて・・・お互いにセックスについて会話しようと思うだけでも、きっとパートナーに近づけると思います。楽しい人生を送るために、あなたの一番側にいる方と仲良くしましょう♪
→adam

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    2007

04.19

一番最初のきっかけ



 SMが好きだって事がノーマルな彼にばれた最初のきっかけがこの本でした。ちゃんとカバーを掛けてスライド本棚の奥の棚に並べてあったの。ほとんど小説を読まない彼だから全然気にしていなかったんです。
 でも、旅行のガイドブックを探そうと本棚を物色していた時に彼は、挙動不審の私の様子から本棚になにか見せたくないものがあるって気がついちゃったんだな。しらってしてればバレなかったのに、彼には嘘のつけないさやかであります。
 腕を掴んで引き寄せられて、あっという間に膝の上に乗せられちゃったの。
「なに隠してるの?」
 隠してません。隠してません。
「隠してる事あるでしょ?」
 だから、隠して無いってば。
「だって、赤くなってるよ。」
 いや、だからぁ、追及しちゃダメだってば・・・ 。覗き込んだままじっと待ってる彼。下向いたまま硬直してる私。
「言った方がいいと思うなぁ・・・。」
 う・・・・。

 本。
「本?」
 えすえむの本・・・・。
 下向いていたのでよく覚えて無いけど、一瞬、ぽかんとされたような気がします。
「え、どれ?」
 かばーかかってる奴・・・。
 私を膝の上から降ろして彼は本棚の方へ行きました。私は大急ぎで逃げ出して、台所で晩御飯の仕度を。しばらくしてジャガイモを剥いている私の後ろへ彼が来て、耳元で。
「ふうん。そうだったんだぁ。」
 って、言った時、まっかになってぶってしまった。(包丁持ってたから、結構危なかった。汗)
その夜、ストッキングで手首を縛られてセックスしたの。
「早く言えばよかったのに。」
 って、囁かれたけど、それどころじゃなかった。

 彼はノーマルさんだなぁって確信したのはその後でしたね。だって、すぐ忘れちゃって(本もぱらぱらめくってそれっきりだったし)、その後は、もとどおりになって縛りの「し」の字も出てこなかった。(笑)

 とにかくその後も、さやかはこっそり借りてきてダビングしたビデオやパソコンに落とした画像や動画を一生懸命に隠してました。でも、どうしてか見つかっちゃうんだなぁ・・・。(現在、ブログがバレてないのは過去の失敗のあれこれのおかげです。) で、ちょっとずつちょっとずつ、バレていくうちに、二人の間のセックスもちょっとずつ変わっていったのでした。

 でも、未だに彼は、私がプッシュしないとすぐ忘れて、ノーマルなセックスに戻ってしまうんだなぁ(⌒▽⌒) ケラケラ



↓千草忠夫の詳細なデーターベースはここから・・・・。
お勧めのシーンのピックアップもあります。
★千草文学館

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    2007

03.28

美しさはどこにでも・・・


↓マニア倶楽部の購入は・・・


→少ない縄の魅力


 縄で縛る時は麻縄7Mで10本とかすごくたくさんの縄を使います。この十年ほどでどんどんと縄は複雑化してその職人技を競うようになりました。縄目の揃っている縛りの美しさは日本独自の技術です。その抱きしめられる感覚は縄の好きな女性にとっても憧れのもの。でもでも、ただただそれだけを追求するってあまりにも一元化です。
 そうじゃない縛りの美しさを『マニア倶楽部』ではシリーズで掲載しています。




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    2006

09.13

『スコーリア戦史』

★飛翔せよ、閃光の虚空(そら)へ!
★著者名  キャサリン・アサロ/著 中原尚哉/訳
★出版社名  早川書房




 他者の苦痛を快楽とする貴族が支配するユーブ帝圏と、共感能力者を王にいただくスコーリア王圏。両者の間には銀河の覇権をめぐって熾烈な戦いが続いていた。美貌のスコーリア王女にしてサイボーグ戦士ソースコニーは、超光速戦隊を率いての戦闘のさなかに出会った敵方の青年に、なぜか心惹かれてしまう。だが彼こそは宿敵ユーブ帝の世継ぎだったのだ…華麗なるニュー・スペース・オペラ「スコーリア戦史」ここに開幕。

【既刊】
目覚めよ、女王戦士の翼! 上・下
制覇せよ、光輝の海を! 上・下
稲妻よ、聖なる星をめざせ!

 SFです!しかもせつないラブロマンス。ロミオとジュリエットの世界です。モンタギュー家・・・にあたるユーブ帝圏はサディスト。キャピュレット家・・・にあたるスコーリア王圏は提供者・・・つまり痛めつけられる側の人間です。遺伝的な因子によって能力が備わっている事になっているので、立場の逆転はありません。しかも、提供者はマゾヒストではないので、非常に悲惨な立場。別に、拷問シーンがたくさん出てくるわけではありませんが、冒険活劇をしている合間にチラッと出現。この「チラッと」が非常に萌えちゃいます。作者のキャサリン・アサロはハーバード大学で化学物理学博士号を修得した生粋の科学者なので、科学的理論を踏まえたSFになっています。

 さやかが特に好きなのは「目覚めよ、女王戦士の翼!」
 スコーリア王圏の王子であるケルリックが鎖国中の星に不時着し、脱出する物語。この話の舞台になっている星では、女性が社会の実権を握っており、当然戦争も主として女性の仕事で、男性は女性に庇護される存在として描かれています。社会はクイスというゲームによって統治されていて、そのゲームに秀でいている女性が統治者になり、男性側はその夫となるのです。女性は夫を複数もてるし、男性はその実力によって坊(一人の統治者を持つ街のようなもの。それぞれの街でクイスの特徴が違う。)から坊へと売買されたりします。美しいと褒め称えられ、身体を望まれ、権力者の手から手へたらいまわしにされて傷つく王子。ジェンダーの問題が、立場を変えてみただけで浮き彫りにされていて面白く読めました。

 ・・・・・。

 え?なんで急に本の紹介記事とか書いてるかって?
だって最近どういうわけか、画像ばっかりなんだもん♪ちょっと真面目さを演出しようと思って。・・・あ、無理?
ヾ(▽⌒*)キャハハハo(__)ノ彡_☆バンバン!!
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    2006

08.29

縄のお伽話

★三和エロティカへ

↓クリックすると立ち読みできます





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    2006

03.04

O嬢の物語




「そのことについて言えば、お前はここにいるかぎり毎日鞭打たれる以上、鞭を受けるのに慣れなければならないのだが、それはわれわれの楽しみのためというよりお前の教育のためだ。それが真実であるある証に、これから分かることになるが、だれもお前を欲しがらない夜には、その雑務を任されている従僕が、お前が孤独に過ごしている独房へやってきて、お前が受けなければならいがわれわれが与える気にならないものを与えていくだろう。というのも、大事なのは、苦痛を感じさせたり、悲鳴を上げさせたり、あるいは涙を流させる、そういうことではなくむしろ、お前の首輪の留環にとりつけられて一日何時間もお前をベッドにしっかりと繋ぎとめておく鎖という手段でそうするように、この苦痛という手段によって、自分が拘 束されているということをお前に感じさせることであり、お前は自分以外の何ものかに完全に捧げられているということをお前に教えることなのだ。



「Oraclutie」
 ・・・では、非常に細かく原文と日本語訳を検証して、ポリーヌ・レアージュの世界を紡ぎ出しています。(完成していないのは、非常に残念ではありますが。)女性側から見たサディズムとマゾヒズムを見つけてください。
 肉体・官能・行為・もの での、エッセイも興味深い世界です。











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    2006

01.25

藍川京

 女性の皆様。レジに持っていっても恥ずかしくないSM小説「藍川京」です。福岡女子高等学校卒業。田端信氏主催の現代文芸に所属後、1989年、マドンナメイトよりデビュー。ハードなSMから、しっとりした性愛小説、サスペンス官能、エッセイまで幅広く手がけてらっしゃる作家です。
 藍川先生の本は他の作家に比べると表紙がさりげないものが多かったんですけど、幻冬舎アウトロー文庫は、文庫という特徴も影響してほんとにほんとに買いやすいです!
 さやかは、千草忠夫育ちですけど、最近は、藍川京先生の本を買うことが多いです。女性が書いてるせいか、切なさや恥ずかしさがうまく表現されているだけでなく、女性蔑視の表現が少なくって、抵抗を感じないでその世界に入っていけます。ぜひ、一度本屋で手にとって見てください。これなら、立ち読みもOKですよ。


夜の指―人形の家〈1〉
閉じている膝―人形の家〈2〉
紅い花―人形の家〈3〉
十九歳―人形の家〈4〉
幻冬舎アウトロー文庫 藍川 京(著)




 母を亡くした高校生の小夜を、養女として引き取った高名な人形作家・柳瀬彩継。彩継には、女の秘部や恥毛まで丹念に創った生々しい“生き人形”作家・鳴海麗児という別の顔があった。「小夜に触れ、生き人形を創りたい…」同じ家に暮らしながら養父の顔しかできぬ彩継は、隣室から覗き穴で小夜の部屋をうかがうが、やがて堪えきれなくなった。

「いや…」かそけき声で小夜が言ったとき、彩継は意外だった。最初こそ全身で拒んでいた小夜だが、いつしか養父となった自分の愛撫を待っている。もう、どんな男にも渡せない…。彩継の指や口を使った「検査」は夜ごとエスカレートしていく。人形のように翻弄され妖しく揺さぶられる小夜の前に、彼女を慕う血のつながらない兄・瑛介が現れた。

 自分をかばって暴漢に刺された瑛介に小夜はさらに思いを募らせた。それを知った彩継の嫉妬と執着は夜ごと激しさを増す。「私がおまえの最初の男になろう」板戸を閉めた薄暗い蔵の中、目だけをギラつかせ、ついに彩継は言った。本気だ。小夜は後じさった。抱かれるわけにはいかない。「お養父さまが私に触れたら、その瞬間、舌を噛んで死にます」。

 三年が経った。あれ以来、彩継は二度と小夜を抱いていない。耐えに耐えた。漫然と男女の結合を続けるのが惜しかったからだ。二十歳になったら最高の女にしてやる、それまで、あと半年。自分の愛撫に身悶えする小夜はいっそう妖しく美しかった。もう誰も触れてはならぬ女だ―。しかし小夜の本当の魔性を知らないのは、彩継のほうだった…。「BOOK」データベースより


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    2005

12.22

三和出版

 以前紹介した小林澪子先生が、まんがを載せている「タブー」というレディスコミックは三和出版の発行です。この出版社、他のマニアックなエッチな本の「立ち読み用のホームページ」を作っています。 ( ー人ー)ありがたや。ありがたや。だって、絶対に本屋で立ち読みできない本ばっかり出版してるんだもん。買って来るのだって・・・む、むずかしいと思う。うーん、多分出来ない・・・(´ヘ`;)。


三和エロティカ

で、一番のお勧めは・・・・・



この表紙見てくださいよ。これでレジに持っていけって言われても、引くでしょ。サササッ{{{{{{{(^ー^;)

でも、個人的に好きなのは・・・・



 まったく必要の無い医療行為なのに、恥ずかしくっても逃げられない、かわいそうな少女たち。・・・なんだか、とっても萌えなのです。やるなら絶対、看護婦さんがいい!「あなたのためなんだから、我慢して。いい子にしてないと痛くしますよ。」なーんてね。(こんな妄想して、本当に病気の人に申し訳ないです。)
その中でも一番よかったのは、インターンの研修のために患者役をする看護婦さん。知ってる人の中で脱ぐのって、すごく恥ずかしい。なのに、医療の中では、ごく当たり前のことで、性的なことではないという建前に縛られちゃってるから、断れなくって・・・。って、常識では考えられないくらい脱がされちゃってるし・・・。(〃▽〃)ポ

他にも、これまた以前紹介した濡木痴夢男先生他が縄師をして、杉浦則夫先生が撮影した「○縛図絵」という写真集やおしおき物語DVD(サンプル動画あり)等もあります。

しかも、こんなところまで作ちゃってるし・・・。

おしおき倶楽部

この中は、有料サイトなので、いつもサンプルだけ見るようにしてます。

絶対、サイトへ「立ち読み」しに行ってくださいね。


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    2005

11.23

アンライスの眠り姫

「脚を少し開き、地面に踏ん張るようにして立つんだ」王子が命じた。パドルの打擲を受けても耐えられるように」
 眠り姫は泣き叫びたかった。硬く唇を噛んではいても、もれ出るむせび泣きは、彼女の耳にひどく大きく響いた。
「眠り姫よ、眠り姫よ」王子は歌うように言った。「本当にわたしを歓ばせたいと思っているのかい?」
「はい、王子様」彼女は泣きながら答えた。必死にこらえたが、唇のわななきは止めようがなかった。

 次の瞬間、彼女は最初の一撃が炸裂するのを感じた。すでに熱くひりひり燃えている皮膚に、突き刺さるような痛みが爆発したかのようだった。次の一撃は彼女が耐えられると思うよりも早く来た。そして三発、四発、ついに耐え切れず彼女は泣きわめいた。。

 





nemurihime2

以前ちょっと触れた、二つ折りにされて吊るされ、さらしものにされるシーンが出てくる小説「眠り姫」をご紹介します。
「眠り姫」
1、眠り姫、官能の旅立ち
2、眠り姫。、歓喜する魂
3、至上の愛へ、眠り姫

 映画「インタビューウィズヴァンパイア」の原作者で、ヴァンパイアクロニクルズシリーズで世界的に人気の高いアンライスが「自分が読みたいと思うエロティックな本がなかったから書いてみた。」というエロティカ三部作です。アンライスのフアンの期待の嵐の中刊行され、後に「エロくない。」として、ずいぶん酷評されました。

 物語は、眠り姫が王子に助け出される所から始まります。しかし、この王子様はサディストの王家が近隣諸国の王子や王女を○隷として預かるという、大SMハーレムを持っている王国の王子だったのです。眠り姫はこの王子にその国へ連れて行かれ○教を受けます。
 しかし、眠り姫は王子の予想を越えて開花し、自ら反抗による懲罰を受けて村へ○隷として送られる道を選びます。しかも最後はスルタンの国へさらわれて行き更なるマゾヒストとしての成長を遂げるでした。

 ・・・なぜ、この作品が日本のアンのファンである少女達に受け入れられなかったのか?まず全員が常に裸で生活していることが、退廃美を期待していたアンのファンにとっては、肩透かしだったのでしょう。それから、パドルによるスパンキングが追い討ちをかけました。「いつもお尻を赤くしているヒーロー、ヒロインなんて幻滅よ。」というわけです。
 それから、ハーレム集められた王子達のマゾ&ホモぶりが、あまりにもあっけらかとんあたりまえのように書かれ、ゲイならいいけどホモは嫌という乙女の感覚を直撃!そして、ダメ押しが公開懲罰や下僕の共有や馬車馬としての生活等・・。羞恥心のないポルノとして、ちっとも「エロくない。」という酷評を招くことに・・・。

 アメリカではこの作品はヴァンパイアクロニクルズを上回る人気となっています。私もアメリカのサイトのサンプルを拾いに行くとあまりにも羞恥心のないあっけらかんとしたポルノにげんなりとすることもしばしば。こういうところには、国民性が強く現れているのではないでしょうか。

 さて、ここに「経験のないことは想像できない事に気がつかない」という事実があります。マゾヒストとしての感覚。サディストとしての感覚。そして、一般常識と自分の体や心が感じる快感との乖離ゆえの葛藤。そういう事を知っている人間が読んだときに、この小説はまったくべつの姿を表してきます。 

 もしあなたが、永い眠りから覚めたとたんに、今までの美しい服を着て国でただひとりの大切な姫としての生活を捨て、衆人環視の中に裸をさらすように言われたら?胸を張り、手を首の後ろで組んで性器や胸を隠してはいけないと言われたら?主人を喜ばせるために、見知らぬ村人の前で床を這い、パドルで打たれ泣き喚き、思わず開いてしまった脚の間や赤く傷ついたお尻をさらすように求められたら?脚の間の欲望を主人が求めるとき以外はけっして満たしてはならないと言われたら?そしてそういう辱めや苦痛や屈辱をそのようには感じないで、主人を喜ばせることが至上の喜びと思うように命じられたら?


 眠り姫は自分の置かれた状況を考え、とてつもない震えが体を走り抜けるのを感じていた。こんな風に手足を大の字に広げられ、すべての人々に余すところなく見えるように_しかも望みさえすれば彼女の顔まで展示されていることを思い、むせび泣きを押さえるために必死に唇を噛んでいなければ鳴らなかった。彼女の髪ですら顔の両側に長く流れ落ち、体のいかなる部分をも隠す助けになってくれなかった。
「哀れな、いたいけな娘よ」灰色の髪の男が囁いた。「お前はたいそう脅えているが。そんなことをしても意味はない」その声にはわずかながらも温かみが感じられた。「そもそも恐怖とはいったい何だろう?それはおまえ自身のためらいがもたらすものなのだ。お前はなおも抵抗する方法は、逃れるすべはないかと探している。そんなものはありはしない。だからそのように手足をこわばらせてはいけない。そんなことをしても無駄だ]



 もし、あなたが、強くゆるぎなく支配され命令されたいと思っている時に、主人が恋や傲慢さにくらまされて、それを成し遂げられなかったら?支配される喜びと支配する喜びが交錯して、自分がいたぶっている○隷の感じている喜びに嫉妬を感じたら?無理やりに押し付けられた○隷としての生活を突然に「今日で終わり、また、元のお姫様に戻りなさい」と、言われたら?
 さあ、本屋へ行ってこれらのいろいろな疑問に眠り姫の登場人物たちがどういう答えをだすのか、ぜひ読んでみてくださいね。









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    2005

11.17

初恋のラビリンス

 日本では、本格的な鞭打ちの写真をめったに見かけません。生半可な痛みではない一本鞭を使った画像が表現できる美しさは、バラ鞭の比ではありません。・・・でも、今日はこの画像とはまったく違う話題なんです。すみません。つい、うっとりとなってしまって・・。




 男性が絶対に読まないものに、ハーレクインを代表とするロマンス小説があると思います。ずいぶんたくさんのロマンス小説を読みましたが、女性にとってのサディズムの発露なのではないか、と思う展開が結構あります。それは、お互いに惹かれあい愛し合っているのになにかの誤解または障害が邪魔をして、いいところまでいくのに結局は女性の拒絶にあってしまうというパターンです。男性はセックスの直前で拒絶にあい、欲求不満と愛情の板ばさみになって身もだえするのですが愛が勝ち、耐えて待ちます。
 女性の拒否の理由は様々で、過去に乱暴された、裏切られた、男性が怖い、彼が愛してくれてると信じられない・・・といった理由です。まさに、寸止めとじらしの世界ではないでしょうか。物語の中の女性は真剣に悩んでいるのですが、読者は、じらしにじらされても耐える男性に「うっとり」となるわけです。では、その代表作は・・・・?

rabirinnsu

『初恋のラビリンス』 MIRA文庫 キャンディス・キャンプ/著
引き裂かれた令嬢の初恋。13年後、再会した彼の瞳は憎しみの光を放っていた…。

没落貴族の娘アンジェラは、使用人の少年と恋に落ちた。輝くばかりの喜びもつかのま、娘は貴族の資産家と結婚させられ、少年は追放された。13年後、夫の暴力に耐えかねて離婚したアンジェラは、伯爵家の窮状を救うためふたたび意に染まぬ結婚を強いられる。アメリカの富豪だという今回の求婚者をひとめ見たとたん、衝撃のあまりアンジェラの意識は遠のいていった……。抑圧された世紀末の英国で、禁じられた恋情が至高の愛に昇華する。歴史ロマンの最高峰。






アンジェラが結婚した相手の貴族ダンスタンは、あきらかにサディストです。彼女を友人の前で些細な理由でスカートをまくりスパンキングしフェラチオを強制します。友人達と彼女を輪姦したり、部屋へ閉じ込めたり、ベッドに縛り付けたりします。アンジェラが耐えかねて家をでる原因になった夜にダンスタンは彼女を裸に剥いて庭の迷路を友人達と一緒に追い回します。そして、迷路の突き当たりで捕まえると、みんなの見ている前でオナニーを強制するのです。
 すっかり、傷ついてしまったアンジェラは男性恐怖症になっていて、戻ってきた初恋の男性の強引な求婚に応じることができません。結婚した後も指一本触れさせません。真実を知った富豪となって戻ってきたキャメロンは、絹の紐で裸の自分を縛り、アンジェラに自分を好きにもて遊ぶように言います。縛られていれば、怖くないだろうという理由からです。しかし、そこに至るまでの長い間、アンジェラを妻としながらも、お預けをくっているのですからキャメロンにしてみれば拷問も同然の仕打ちです。それが、二晩も続き、キャメロンは毎晩神経が高ぶって一睡もできません。

「アンジェラは夫を横目でちらりと見た。目の下のくまや肉の落ちた頬。異様に光る目。フォークを握り締めた手。満たされない欲望にさいなまれている男を得に描いたような風貌だった。」



三日目の昼ようやく二人は結ばれるのですが、それもキャメロンはベッドに縛られた状態での女性上位の姿勢です。最終的に、ダンスタンとの対決があってハッピーエンドになるのですが、それは反対にアンジェラが縛られてもキャメロンに身を任せられるようになるということなのでした・・・。

(*^¬^*)じゅるじゅる。よだれ出ちゃうぞ。セックスのシーンも詳しく書かれているんですけど、それ以上にくらくらしちゃうのはキャメロンが同じ車室で服を脱ぐ妻を抱き寄せまいとして、後ろを向きドアに両手をついて必死に耐えるシーン。愛する男性に求められたいと思うのは、女性の共通の願いですが、そこをお預けさせて喜ぶ私は・・・・。ぺこ <(_ _)>

↓早速、ユリアさんから感想いただきました。ありがとう♪(ユリアさんのブログは閉鎖されました。)
聖熟女淫靡テーション


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    2005

10.16

「あなたの隣人」

 レディスコミック「タブー」に作品を描いている小林澪子先生を御紹介します。


↓dlsite.comで先生の作品が電子書籍化されています
kobayasimioko



 すごくきれいな絵とどきどきするお話を描く方なのに、コミックになって無いのは残念なんですけど・・・・。こういう作品は、商業ベースには、のらないんでしょうか。Mの女性が、自分の性癖と実際のプレイの間で、戸惑いや怖れを感じている所がリアルに描かれています。ホームページの中で、冒頭ページを立ち読みしたり、同人誌コミックの注文ができます。

 ずっと、作品を読んで来ましたけど、一番好きだったのは、「あなたの隣人」。

 遅く帰って来て、夕食の支度が遅れた事を叱られたのに「口答えばかりする」とダイニングテーブルに上半身を腹這いにくくりつけられ、旦那様にお仕置きされるというお話です。

 ずーっと、一回のスパンキングを追って行くという、レディスコミックでは、珍しい形の作品です。最初は平手で、次は九条バラ鞭で、それからパドル。最後は一本鞭。

「ああ、もう!ガマンしなきゃと思うけどもうガマンできない。どうしても悲鳴が出てしまう。ああ痛い・・もうダメ・・お尻がはれあがって倍以上になってる気がする。それなのに体は勝手に感じてるんです。」
「ぶたれるのが気持ちいいんじゃありません。本当に痛いんです。でも、体の中心からはどんどんあるれてくる・・・」
「ああ、許して・・・もう・・・こ・・・これ以上は、おねがいもう。」
「何をされるかはわかっています。ぶたれる・・・あの一本鞭で・・・思いきり。・・・・こわい!!」
「一本鞭の痛さがどんなものかわかってもらえるでしょうか。鞭がしなりおしりに食い込む。皮膚が引き裂かれ痛みが貼付く」

 彼女の打たれる前の、怯えた表情にのめり込みました。
 「ダイニングテーブルに身体をくくりつける。」というのは、あまりみかけないパターンですが、ぜひ、やってみたいシチエーションだと思いませんか?高さがぴったり!バイブを使うのも便利ですし、バックからも責められます。最小限の縛りでまったく逆らえなくなりますよ。ぜひ、お試しください。


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    2005

10.15

イマージュ

 クレール(女主人)の命じるままに、ジャン(女主人の友人の男性)の下僕となるアンヌ(女主人の下僕の女性)。ジャンとクレールとアンヌの三角関係が奇妙なバランスを保って美しい世界を構成しています。1956年に発表されたに作品なのに、「スパンク」「鞭」「露出」「排尿」「Bondage」「針責め」「レズ」等が克明に描かれています。

imaajyu



「鞭を振るのに疲労を覚えたクレールはいったん一息入れることにしたが、その機に、囚われの娘があげる咆哮するような叫び声が街中を驚かせないよう娘に猿ぐつわをかませたのである。ついで、金具の支えに使いやすいように載せられた、小さなアルコール・ランプを手の届く位置に引き据えた。いったん燈心に点火すると、そうした目的のために工夫された台を使って、炎の中へ器具を並べた。わたしはその長い金属の先端が極度に細い針を驚きいって打ち眺めた、もう一方の端には細い木の柄が鞘のように蔽い、指を火傷せずに持てるようになっていた。

 鉄の針がまっ赤に焼けてくると、クレールほそれを使っていっぽうの乳房からもういっばうの乳房へと心得た手つきで責めにかかった。さらにまた内腿の奥深いつけ根のまだ鞭がとどかなかった部分へと及んだのである。

 彼女ほゆっくり時間をかけて責め、情をこめて拷問にいろいろの手加減を加えた。まず初めは肌の表面に軽く針を触れさせ、ついで徐々に力を込めてゆき、最後には鋭くとがった先端を一ミリも肉の中にくいこませる。娘の絶望的にのたうつ身体の動きが、クレールの仕事を少しばかり妨げていた。けれど、猿ぐつわをはめていてさえ聞えてくる、苦痛にあえぐ坤き声ほ、そうした彼女の労苦を報いて余りあったのである。今やもうおびただしい涙が、黒い目隠しの下から生贅の鼻翼を伝って溢れ落ちていた。吐く息も次第次第に荒くはずんできた。

 再びクレールの責めは胸元に立ち帰り、腋下の横の丸みや薔薇色をした乳頭の周囲を激しく攻撃し始めたが、その時、身体を四方にいっぱい拡げ離している環を強く引くので娘ほ四肢を引き裂いてしまうのではないかと思えたはどである。」(行方未知訳・角川文庫)


 男は愚直で、よしんば自分がなにものでもないとしても、そうした自分をあがめるように望む。いっぽう女性はひたすら、四裂の刑に処せられたみずからの肉体、愛撫されるかと思えば打擲(ちょうちゃく)され、ありとあらゆる恥辱に開かれながら、絶対的に自分のものでありつづける肉体だけを崇拝する……1956年にフランスで発表され直ちに発禁となった「苦痛と歓喜の美学」(末尾解説)



 大好きな作品です。デジタル書店「グーテンベルク21」で、420円で読むことができます。1975年のアメリカの映画でDVDも出ています。残念なことに、映画は、まだ見ていません。もし、見たことがある人がいたら、感想を教えてくださいね。

アマゾンでも、中古が出ていますが18999というお値段に、めっちゃためらってしまいます・・・。
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