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    2013

10.31

ハリネズミの孤独

 「ハリネズミの孤独」って言葉をご存知でしょうか。ハリネズミはトゲトゲの身体を持っているので、触ると「イタッ!!」って、なる訳です。だから、一定距離以上は近づけません。ほんとは寂しくて、仲良くしてぺたぺたしたいのに、近づくと痛いので、そばに寄れない。だから、ちょっと離れているしか無い。

 今の私がこの状態。素直になって、相手に分かって貰いたいと思って、自分を覆っていた殻を剥いて行ったら、生皮を剥いだみたいにむき出しになってしまって、ちょっと触られても「イタッ!!」って、飛び上がって逃げ出します。ヘタすると、すぐ、針をおったてて、なんの意味もない攻撃を繰り返す。

 そして、段々なにか分からない自分の中にあるものと戦いながら、誰かのそばに居る事に、疲れてしまって、寂しいよーと泣きながらひきこもり体勢にはいるわけです。そのひきこもりの産物がこのブログというわけ。

 相手の針が自分に刺さらないように、自分の針が相手に刺さらないように、ちょっと離れているしか無い。

 ほんとのハリネズミは、子供の頃から飼ってれば、人懐っこくかわいいです。でも、やっぱりうかつに触ると痛い。そして、肉食なんです。飼う場合に与える餌はわりとグロい・・・。鶏のささみじゃいけないんでしょうかね・・・。ドッグフードやキャットフードじゃ飼えないんでしょうか・・・。
 私は、長い間SMブログを書いていて、結構グロい動画とか見ていて、だいぶ麻痺してきてるので、そこまでやりますか・・・と、言いたいような動画も見れるんだけど、ハリネズミのご飯の様子は見れませんでした。現実の方がファンタジーよりもずっと厳しくて、それが生きていくってことなんだよね。

 この動画の子達は、モーリタニアの家の前でスカウトしてきた野生個体なんだそうです。





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Category: リアルライフ
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    2013

10.08

舞姫・5

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 子供の頃の私は大病をして入院したことがある。その長い治療期間を通して私が学んだ事は、恥ずかしいと思う気持ちは、簡単に失われてしまうということだった。幾許かの諦めと慣れと環境があれば、当たり前になっていくのは容易いものだ。

 しかし、何度同じ経験を重ねても、その男との間に私は「それ」を見つけることができなかった。

 目の前で服を脱ぐということの苦痛を2回繰り返した後、私は、教師よりも先に来て服を脱ぐという対策を思いついた。しかし、これがまた新たな苦しみを私に感じさせる事になった。命令されてもいないのに、自分から服を脱がねばならないのである。
 同じ失敗を2度繰り返した原因も、その事を予想したからに他ならない。もしも、彼が脱げと言わなかったら?求められないのに、裸で待っている私を見て彼がどう思うか・・・と、考えただけで、恥ずかしさと逡巡に、脂汗を絞り取るような想いだった。
 ためらい。惑い。血の気の引くような思いをしながら、一枚一枚脱ぎ捨てていく。
 そして、彼がやってくるのを待っている時間の恐怖。
 もし、他の誰かがドアを開けたら?私がそこに裸で立っていれば、言い訳のしようがない。露出狂。だれだってそう考えるだろう。このレッスンが始まる前の私だったら、一目みただけで、走り去り、心底軽蔑するに決まっている。
 それに、たとえ正しく次にドアを開けるのが男だったとしても、裸の私を見て、思うことは同じなのじゃないだろうか。淫乱。すべた。
違う。服を脱げというのはあの男なのだ。だから仕方がない。いいや、仕方なくはない。背を向けて立ち去りさえすればいい。そうすれば、こんな恥知らずな真似をすることはない。けれど、私は、そうしなかった。だったら、服を脱ぐのは、私が望んだ結果なのではないだろうか?そうして、私の思考は、壊れたおもちゃの様に、同じ所を回り続ける。
 ドアのノブが回るのを凍りついて見つめながら、私は強烈な羞恥の嵐にもみくちゃになり、身体の芯が絞り込まれるような感情にとらわれていた。

 ダンスの教師に見つめられる事。そして、その腕に抱かれ、仕立ての良いウールのスーツの中に引き寄せられたり、感じやすい柔らかな部分を撫で上げられたりする事。彼の視線と思わせぶりな素振りは私の羞恥をかきたて、その腕に包まれるだけで、私の身体の中には火が灯り、そしてじわじわと広がる。自らの中にある欲望に、私は茫然とする。それはまるで、呪いのように私を追い詰め、私にはどうやっても拭い去ることが出来なかった。
 いや、むしろいくら拭っても、前よりも強く。前よりも激しく、甦ってくる。正確に踊ろうと集中力を研ぎ澄ませば研ぎ澄ませるほど、私の五感は彼の存在を感じ取る。彼が動くことで起きる空気の渦さえも、私を苦しめる拷問のよう・・・。そして、耳元で囁かれる低い言葉は、私の背筋を震わせ、私はそのあまりの艶めかしさに、相手の背に爪を立てずには、いられないかった
 そして、私が欲情していることなど、男にとっては、火を見るよりも明らかだっただろう。それほど、私は無防備で、小娘だった。男の腕のなかで、男のリードのままに、踊らされる無力な女でしかなかった。

 ああ・・・。下着を付けないで外を歩いたことがあるだろうか。それがどれほど物理的にも性器に刺激を与える行為なのか、経験した者だけが知っている。

 鏡の中に、黒い男に抱かれてくるくると回る自分の裸体を見つめずにはいられない。
 そして、そしてその有り様は、眠る私の夢に、夜毎訪れる。彼の腕の中で、炎に焼きつくされて、白い灰をひらひらとまき散らしながら踊るその女の突き上げる欲望を。現実には、一瞬しか鏡の中に見ることが出来ないはずなのに、夢のなかで私は、その踊りを四方八方から眺めることが出来た。男の腕の中で、喜びと羞恥と欲望に燃え上がり、震える女を見つめることが出来た。

 競技会で、裏の草原に連れだされ、生い茂る草むらの中で、耳を舐められながら達して以来、教師は一度も私を嬲ろうとはしなかった。嫌がらせのように、肌に手を滑らせ戦かせることはあっても一瞬で、唇を這わせようとはしなかった。
 私は、彼の腕の中で、渇望に焦がされながら「触れてもらいたい」と願っては、自らの思いのあまりの浅ましさに、その願いを押さえつける事を繰り返した。そして、焦らされる身体に波状に襲い掛かってくる快感に打ち負かされ、思わず開らいた唇からは、切なさを込めたため息が漏れた。

 私は一体どうなってしまったんだろう。黒い男を愛してるわけでもないのに、なぜ私の身体は私の心を裏切るのだろう。

 男の私の身体に触れるような行為は、確実に回数が減った。そして、男は、私が今まで服の中に隠しこんでいた身体をさらけ出す事に慣れていくのを、じっと見守っていた。



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続く・・


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Category: 物語
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