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    2012

12.02

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ



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 今、SM描写のある官能小説が異例の爆発的ヒットを飛ばしている。世界50ヵ国語に翻訳され、史上最速の5ヵ

月で全世界6300万部(3部作

合計)のベストセラーとなってい

る小説『フィフティ・シェイズ・オ

ブ・グレイ』
だ。
今月1日には日本でも発売開始され、わずか数日で早くも電子書籍版がベスト10入りという好調な売れ行きを見せている。

日米のポップカルチャーに詳しいコメンテーターのデーブ・スペクター氏によると、アメリカでは今年4月の発売以来、今も売れ続けているという。

「当初は“マミーポルノ”というお母さん向けの官能小説として40、50代の主婦の間で大流行。間もなくヴィクトリア・ベッカムはじめセレブが次々とファンだと公言したり、人気トーク番組で取り上げられたことから女子大生やOLまでハマりだした。ただのエロ描写の繰り返しだけでなく、壮大な3部作(しかも1部につき上下巻)でふたりの恋愛模様が描かれているから読みごたえもある。日本でなら韓流ドラマにハマってる奥さんやオタクっぽい若い女のコにもウケるんじゃない?」

この小説のどんな要素が、世界中の女たちをほてらせているのか? 日本版を出版した早川書房の編集担当、山口氏に聞いた。

「エロティックで大胆な性描写に話題が集中しがちですが、ヒロインと起業家の運命的な出会い方や、常にヒロインをリードする起業家の姿が多くの女性にとっての理想の男性像であること、しかもふたりの肉体的な相性はバッチリといった乙女心をくすぐる要素が満載な点だと思います」

この本を読んだ日本の若い女性からは「SMは未経験だけど、お尻くらいならぶたれてもいいかも」「○縛やむち打ち、肛門フィスティングに膣クランプ……って、いったいなんのこと? でも気になる~!」などの声が上がっているという。これまでSM趣味は大声では言えないイメージがあったが、だいぶ言いやすい状況になってきているようだ。

この波を本SM業界の人々はどのようにとらえているのだろうか。日欧で女王様として活動した後、現在はフェティッシュバーのプロデューサーとして活躍するリエさんは言う。

「SM自体、ファッション誌のグラビアで芸能人がボンデージ姿を披露するなど、今までも何度か波が来ていました。また、バラエティやコントでお笑い芸人がネタにするぐらいだから、受け入れの間口はどんどん広くなっています。この小説のヒットをきっかけに大きなブームがきたとしたら、人間の『秘められた世界をのぞきたい』という好奇心が間口の広さに比例した結果でしょう」

いよいよ日本にも本格的なSMブームの到来となるか?
(取材・文/早川 舞 河合桃子)>





 いや、ならないってば・・・。絶対にならない。。。

 こういう記事や書評を書いてる人達って、絶対に、ノーマルに違いない。そもそもブームになるとしたら、SMではなく、SMごっこだろう。この本の中には、少女の夢とロマンとチョコレートが詰まっている。この本を「O嬢の物語」のような、女性のためのSM官能小説と考えるのは間違いである。(まあ、三部作の、第一作目しか読んでいない状態で、ここまで言い切ってしまうのは、どんなもんかと思うが・・・。)

 この本の文体や展開を見れば誰でも気がつくだろう。これは、昨今、多くの作品を輩出させている、ハーレクインロマンもどきの本である。日本で一番近いのは、ボーイズラブだろう。ノンケの男がゲイの男に強姦されて、ラブラブになってしまという、絶対にありえない話。SMっぽいセックスシーンが女の子におお受け♪

 主人公のヒロインは、どこにでもいるような女の子。セックスどころか、オナニーもしたことない。そもそも。セックスしたくなるほど愛した男もいない。恋愛をしたことがあるのかどうかもあやしい大学4年生。

 それから、その主人公が恋をする相手クリスチャン・グレイ。億万長者の若手起業家で、おまけにだれもが見とれてしまうほど美しすぎる美男子。 何もかもが完璧すぎる男である。

 たいていのハーレクインの物語のように、二人はほとんど一目惚れをする。お互いにお互いを求め合い、触れ合えば電気が走り、よく知りもしないのに相手が欲しくてたまらなくなり、二度と失えないと感じるのだ。それはいい、 それはいいのだけど。主人公のアナスタシア・スティールは、Mッ気がほとんどない女性として描かれる。
 「私の○○になりなさい」で、行われたことが繰り返される。命令。服を脱がせる。手首を縛る。動くことを許さない、刺激的なセックス。柔らかいファーの手袋やフロッガーを使った、身体への刺激。繰り返させる寸止めの焦らし。

 それは、SMだろうか?(このあとネタバレ)

 第一部の終わりで、グレイは彼女にお仕置きをするという。アナは、最初は逃げまわるが、最後には、受けて立つ。闇の部分を覗いてみたい。自分の限界を知りたい。そうなった時の自分を知りたい。グレイがどうなるか知りたい。本当に彼を受け入れられるのか。そして、彼女は、グレイにお尻をベルトで6回叩かれる。一打毎に数を数えながら・・・その結果、アナはグレイの元から逃げ出すことになる。二人はお互いに繰り返す。愛している。離れたくない。けれど受け入れられない境界線が二人の間にははっきりと引かれている。

 アナを失うかもしれないという恐怖がグレイを怯えさせる。しかし、彼女が、もう二度と自分を打たせないと宣言すると、グレイは、彼女を失うことを受け入れない訳にはいかなかった。

 愛する人へ苦痛を与えずにはいられない。その痛みにのたうつ身体。泣き声。涙。懇願。それが、自分にとって失えない、かけがえのないものであるとグレイは知っている。この本を読んだたくさんの女性に聞いてみたい。「このラストシーンのグレイの孤独と哀しみをどう読みましたか?」「アナスタシアの馬鹿野郎!と、本を投げつけないですみましたか?」と。私、ぶうぶう言ってるけど、多分、第二部、第三部が発行されたら、続きも読んでいると思われます。

 この小説で、一番私の関心を引いたのは、グレイが提示するいわゆる「○○契約書」である。弁護士の手による、細部に渡る取り決めと、ルール。本書に興味のある方は、どうぞ立ち読みしてください。それから、スパンキングとパドリングを区別して書いていることや、なのにケイン打ちと思われる行為は杖で打つになってる事、そしてバイティングだの膣クランプだのスプレッターバーだの・・・これ、注釈を付けないでも、英語圏の人達は理解できるものなの?

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Category: 読書が好き
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